ポルシェ用語辞典レカロ
ドイツのシートメーカー。
1906年、ヴィルヘルム・ロイターにより、馬車の車体製造会社「ロイター・カッセリー」が設立された(カッセリーとは車体の意味)。設立当初は、主に馬車の製造を行っていたが、自動車が登場すると、自動車のボディや内装も手がけるようになる。
ロイター・カッセリーとポルシェとの出会いは、1949年。ポルシェが初の量産車「356」のボディ製造をロイター・カッセリーに委託したことから始まる。それからは、ポルシェのボディ製造を専属で請け負うようになり、両社の関係はだんだんと深まって行った。
1963年、ポルシェは「911」の生産量を拡大するために、車体の社内生産化を計画。しかし、当時のポルシェは大量生産を行えるほどの大きな設備をもっていなかったため、ロイター・カッセリーからボディ部門を買い取り、「911」の生産工場とした。ボディ部門を売却したロイター・カッセリーは、これを機にポルシェ専属のシートメーカーとして生まれ変わる。この時、社名もロイター・カッセリー(Reutter Carosserie)の頭文字を取り「RECARO」に変えている。
1960年代後半になると、レカロはポルシェ以外の自動車メーカーのシートや、アフターパーツ・シートの製造・販売にも乗り出すようになる。
その後、フリッツ・カイパー社(リクライニング機構を発明したメーカー)に買収されて、社名も「カイパー・レカロ」に変わった時期もあったが、1997年に分社され、再びレカロに戻り現在に至る。
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