特集911DAYS Vol.56　表紙は997ターボS！

巻頭特集は、『ポルシェ・グランドツーリング・ダイアリーズⅡ ～ポルシェを駆って旅に出よう～』です。美しくカッコイイ写真とともに、ポルシェでの旅の魅力を存分に伝えます。小説家山川健一のエッセイのほか、ポルシェ乗り本誌執筆陣による旅に出たいポルシェ紹介など、興味深い内容がいっぱい。

「ポルシェで旅」となれば、それはもはや1本のロードムービーと変わりません。その映画の主役は我々なわけで、それならばそれっぽい服装やアイテムを持って旅に出た方がなにかと雰囲気があるか、と。そこで、本誌が胸張ってオススメする“ポルシェな旅アイテム”もズラリ。

ポルシェの凄いところは、新しいモデルだけでなく、古いモデルもまだまだ現役のグランドツアラーだということ。それゆえ、356でも旅に出られますし、356での旅だからそれはまた格別なものとなります。356B1600スーパーを愛機に持つ吉田匠が、その魅力を伝授。

最新の991カレラでの旅は楽勝のはず。しかし、その楽勝の中にもポルシェらしい“楽しさ”があるはず。編集部日比野と編集部関が991カレラを駆り、東京⇔広島1660kmを往復したことで見えたものとは。

『新旧徹底比較！　991GT3カップの進化を測る』では、991GT3カップと997GT3カップ後期型を徹底して比較。ロードカーの991GT3のエンジンは、991カレラSベースの3.8リッターDFIユニットになりました。ようは、空冷から続く“GT1クランクケース”を持たなくなったわけです。それでは、純レーシングマシンの991GT3カップのエンジンはどうなったのか!?　991GT3カップ、997GT3カップをそれぞれリフトアップして、実際に確認してみるなど、かゆいところまで手が届く内容となっています。

ナローのタルガに一見すると見えるこのモデル。実はベースが964カレラ2タルガなのです。ナローや930に比べ、フロアがかさ上げしてある964は、そのままナロールックを作ろうとしてもなかなか“ホンモノ”に見せるのが難しいもの。しかし、このモデルは、徹頭徹尾、ポルシェファンが見ても唸る作りが施されています。そのセンス溢れる作りは参考になります。