特集911DAYS Vol.60 表紙は白い993GT2!
更新日: 2015年06月09日
911DAYS Vol.60
表紙は白い993GT2! 巻頭特集は「贅沢は素敵だ」。 さらに、国内で買えない人続出の981ケイマンGT4と991GT3RSのサーキットインプレッション。日独伝説のモデル対決第2弾「997GT2×ニッサンR35GT-R」、356Aに見る現代911との共通性を探るインプレッションなどなど、内容盛りだくさん。 頭から尻尾まで、ポルシェファンの世界をドップリお楽しみください。 |
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今の世の中、「ターボ」と言えども低速域からトルクを発生し、NAのように自然に吹け上がるのが一般的。それは昨今のダウンサイジングターボだけでなく、水冷911ターボも基本的には同じベクトル上にあります。しかし、かつてポルシェには「ターボらしいターボ」が存在しました。その代表が930ターボであり、空冷ターボの最高峰993GT2です。今思えば、そういう「ターボらしいターボ」の加速は贅沢なのでは。ということで、「うひょォォ!」と叫びたくなる930ターボと993GT2の「ターボらしいターボ」の加速がどんなものだったのかを、あらためて体感します。
本誌Vol.59でも紹介しているように、空冷911の価格が高騰しています。かつては911入門編と言われた930カレラ3.2や964カレラ2(MT)ですが、そんな時代背景もあり、今ではかなり贅沢なプライスタグが付いています。「もはやかなり贅沢品」となった930カレラ3.2と964カレラ2(MT)の走り、雰囲気の贅沢さとは。
ポルシェで楽しむ素敵な贅沢は、やはりポルシェに乗るだけでなくポルシェを含めていかに人生を楽しんでいるか、人生を楽しめているかが大切。ということで、素敵で贅沢なポルシェライフを送っている人たちの紹介のほか、ガレージやポルシェファンが楽しめるビストロ、アイテムまで賑やかにお届けします。
現代における911とGT-Rは、「速さ」においてもはや完全なライバルと言っていいでしょう。振り返れば08年、ポルシェはニュルの北コースでR35・GT-Rが叩き出したタイムにクレームを付けました。当時のポルシェの最新鋭モデルは997GT2。その997GT2のタイムよりもGT-Rの方が8秒も速い、という計測結果に待ったと言ったのです。「おかしくないか」と。日産は「映像を見てもらえば分かるはず」と答え、両者は火花を散らしたものです。そんな08年当時の997GT2とGT-Rを持ち出し、その速さ、楽しさは本当のところどうだったのかに迫りました。
991GT3RSと981ケイマンGT4のサーキットインプレッション! 国内では正規輸入台数が少ないため、初期ロットが手に入らないとちょっとした騒ぎとなった両車をいち早くサーキットで全開試乗し、その実力、楽しさを計ります。
「911」がこれほどまでに長くファンに愛されているのは、ひとえに圧倒的な個性があったためと言っていいでしょう。そこで、そんな911の原点ともいえる356に乗ることで、その圧倒的な個性はポルシェの始点から引き継がれたものなのかを探ります。連れ出したのは、356のごく初期に近い356A。果たして、911の個性は356と繋がっていたのか!?