羽根幸浩のS耐日記通算43回 後半戦が勝負!
2004年09月30日
予選前に、コックピットで精神集中する羽根選手 |
S耐レポートが大変ご無沙汰しており、申し訳ないです。S耐はすでに鈴鹿、美祢と2 戦を消化してしまいました。鈴鹿は、予選落ちもなく、雨で意外といけるかな……と思っていたら、オーバーヒートでエンジンが壊れてリタイア。昨年同様の雨は、意外と自信があったんですが、僕のミスでコースアウトしてしまった時にラジエターを壊してしまいました。
伊藤真一選手が戻って来て、意気込んで行った美祢は……。
雨の量によって調子が良かったり悪かったりと、タイヤの選択に悩まされました。ところが、決勝はドライ。少し濡れた路面でしたが間違いなく乾きそうで、ポルシェは全車スリックでスタートしました。予選は、結局タイヤ選択を誤ったのとアタックするタイミングが悪く順位は良くありませんでしたが、10周目ごろには3位まで挽回することができました。
予選開始。タイミングを見計らい、羽根選手がパドックから走り出る |
しかし、そこで雨がパラつきはじめ、先に動いて勝負に出たのが裏目に出て、先行する2台のアドバンカラーとの差を広げられる結果になってしまいました。順位を維持したまま予定周回をこなして、伊藤選手に交代。残念ながら、このピット時にペナルティーを受けてしまい。あとはドタバタ……。散々な結果に。
予選終了後、不具合をメカニックと打ち合わせ。もちろん、羽根選手もメカニックも真剣だ。ちなみに、グースネックアドバンポルシェをメンテしているのは、レーシングガレージの老舗ノバエンジニアリング。F1解説でも有名な森脇さんの会社だ |
収穫としては、伊藤選手がGT3に慣れることができ、ドライでも十分なパフォーマンスを見せてくれたこと。今年は、何かと新しいことが多く、チームもチグハグなところがあり苦労しています。しかし、やる気だけはみんな満々!この辺でがんばっても少し遅いですが、後半波に乗りたいところです。
十勝は、お休みしましたが、これからが本番になると思います。
(※写真は鈴鹿のもの)