羽根幸浩のS耐日記通算27回番外編 964カレラ2でスキーに行って来ました
2003年02月06日
964カレラ2で志賀高原までスキーに行った羽根選手。どうやら、雪道でのポルシェの性能は十分みたい。それはそうと、ポルシェでスキーに行くなんて、ホント、お馬鹿さんです。
1月25、26日。志賀高原へスキーに行ってきました。964カレラ2にスタッドレスを装着して。
前夜(金曜の夜)の志賀は大雪だったらしく、前夜入りした東京からの仲間は、夜中に丸池あたりでスタック! 高天原の宿の前でスタックその2! 結局、宿に到着したのは夜中の3時過ぎだったらしいです。車はベンツワゴンですが。
僕は、25日のナイターに間に合うように名古屋を午後3時に出かけて行きました。今年は、新品のスタッドレスB社製をゲット(国産なんで、俗に言うアイスコンパウンドってやつです)。去年は、SCのタルガで行きましたが、スタッドレスが4年ぐらい前の賞味期限が切れたタイヤだったので、帰りの下りは、「オットット!」ってことが、何度かありました。ABSも付いていないし……。
今回は、パキパキの新品なんでちょっと楽しいかも。雪も多いようだし。
雪のない高速では、○20km/hを超えるとなんか変な感じ。タイヤのヨレが大きくて、それが戻る時の揺れが気持ち悪かった。横風にも少々弱い。 ○50km/hあたりまでが、我慢できる限界かな。それ以上のスピードだと、道の曲がっているところはダンパーが抜けてる車みたいになって、動きが完全には制御できなくなりそうで……。巡航○40km/h近辺で走行することに(やっぱり、ヨーロッパ製スタッドレスに比べると性格が違いますね。これがアイスコンパウンドだということを考えると、こっちの方が日本の道には合ってるのかな~?)。
午後6時到着を目指して中央高速を走っていると、黒いポルシェに出会いました。
追い越して見てみると、89~91年のカレラ4でした。タイヤもスタッドレスを履いているようで、路面に凍結防止剤が撒いてあり白くなっている箇所でも(他の車が凍っているのか分らなくて、スピードを極端に落とすようなところでも)、スピードを落とさずずっと走って来ました。
路面状況から見ると、カレラ4氏は結構雪道のドライブに慣れてるようで、長野自動車道に入って岡谷を過ぎた最初のパーキングで、僕が「オシッコ休憩」に入るまで、一緒に走りました(彼もスキー場に行くのかな?)。
5時半になると辺りはもう暗くなります。その頃、高速を降り一般道へ。
高速の上はほとんど雪がなく、予定通りのハイペース走ることができました。
5 時過ぎ頃から雪が少し降り出して、高速を降りる頃には辺りは真っ白な風景に変わります(前日からの雪もあってか)。時間がないので、コンビニでパンを買って直ぐ山を登って行きました。上り出してすぐに渋滞。チェーンを巻いた観光バスが行く手を阻み、7、8台の列が出来てしまった。痺れを切らして最初に飛び出したのが、なんと僕の目の前の軽のバン! ガンガン抜いて上って行く(ジモピーだと思う)。
前が開けたら、今度は僕が行こうと思っていると、4、5前の車が先に飛び出しました。よく見ると……テールライトは、ポルシェじゃないですか!
なんだか嬉しくなって、すぐ追っかけて行きました。後ろに付けて車を見ると、964Carrera?。
エンブレムがないんでハッキリは分かりませんが、動きからするとカレラ4っぽかった。オーダーは、軽バン、964Carrera4、 964Carrera2の順番! 路面コンディションは、柔らか過ぎず、硬すぎずグリップもソコソコ。ペースからすると、前のポルシェも雪道には結構慣れているよう。
丸池を越える頃には、標高もあってか路面も凍り気味で駆動輪のスリップ量も少し増えて来ますが、真っ直ぐに関しては問題なく快調でした。雪が降って視界が少々悪くなった頃、後ろを見るとポルシェはいなくなっていましたが(あの後すぐに前に出させてもらった)、……どこ行ったのかな? なんて気にしている間に、最後のトンネルに入ってしまいました。
雪の上でポルシェを見るのも、ちょっと嬉しい。元気のいいポルシェは、どこで見てもカッコいいですね。
午後6時15分。
予定道理に高天原到着。午後7時からナイターを滑ることができました。気温はマイナス12℃、 風が当ると顔が痛い! カッコつけないで、ゴーグルしとけばよかった!
ポルシェでスキー。
お馬鹿さんバンザーイ!
状況判断さえしっかりできれば、ポルシェも雪道で結構いいと思います。