911DAYS メイキング 911DAYS Vol.36【われらポルシェ中古車探検隊　38万円924を発見！　これぞ究極のカジュアルポルシェ　88y 924S】
38万円でも小さくても機能性は抜群。今はFRポルシェが狙いどころ!?

更新日: 2009年06月10日

中古車探検隊が復活！
車両販売価格38万円の最終型924Sがそのターゲットです。今回は、FRポルシェ初ロケの編集部根賀が、本誌とは別の角度からその魅力に迫りたいと思います。

取材車は、88年最終型の924S、ガーズレッド。街中でもまったく姿を見かけることがなくなったこのFRモデルがロケ地に現れたときの素直な感想は、「おぉ、元気に走ってるなあ」というものでした。
そりゃあ、60年代のナローあたりが今でも現役で走っているということを知っていれば、ごく当たり前のことなんですが、なにせ38万円ポルシェです。

今回撮影でお借りした車両のトランスミッションは3速AT。実際の走りのインプレッションについては、本誌P46からP47を読んでもらうとして、後日、FRポルシェを多く取り扱う関東圏のポルシェショップに924Sについて話を聞いてみました。それによれば、「5MTの924Sに乗れば高速走行はもとより、一般道を走っても十二分に楽しめるクルマだよ」とのこと。
こんなのを聞いたら、3速ATもいいけど5MTの924Sにも俄然興味が沸いてきませんか？

また、スーパーの「S」の名に恥じぬ「バォォォン」と勢いよく吹け上がるポルシェエンジンのサウンドもボクには痺れるものでした。これも924S最終年式の88年モデルだからこそですね。
そしてもう一点、実際に見て感心したのが、4185mm（全長）×1685mm（全幅）×1280mm（全高）のボディサイズにしては意外と広い収納スペース。
高さこそ低いものの、特にリアシートを倒したときの広さは秀逸。人ひとり楽に寝転べそうです（ちょっと大げさ？）。

クルマとしての快適性もバッチリで、ポルシェとしての貫禄付き。
「コレなら買えそうじゃん！」
編集長、副編集長ふたりの囁きに少し心が揺れ動きそうな編集部根賀でした。

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