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911DAYS メイキング 911DAYS Vol.10日本一早いカイエンレポートができた理由

更新日: 2007年01月30日

Vol.10はもう見ていただけましたか？　カイエンのレポート、これ実は日本でもっとも早い現地試乗インプレッションなのです。

　カイエンがついに登場しました。そのカッコの良し悪しや性能云々は本誌に譲るとして、今回のこのレポートは、実は日本でもっとも早い現地試乗インプレッション報告なのです。

　この日本一早いカイエンレポートはいかにしてできたのか。

　それは、もう下手するとページが真っ白になるという冷や汗もののスケジューリングにより成されました。とにかく、新聞のように印刷ギリギリでカイエンネタを差し込んだ。

　カイエンのスペイン試乗会は、11月の22日、23日あたりに行われています。日本から我らが匠さんは11月20日に出発、帰国は24日の日曜日です。もちろん、同行したポルシェジャパンのオフィシャルカメラマンの帰国も同日。写真の現像ができあがるのが、25日の夜の予定でした。で、本誌Vol.10発売は12月6日。日数だけを見ると、スケジュール的には全然楽勝に思われるかもしれませんが、これが本当にギリギリなんですね。なにしろ、本を数万部印刷して東京から日本全国の各書店に配布し、本屋さんの店頭に並ぶのが12月6日の朝なのですから。

　最終〆切りは11月27日の午後イチ。これを越えたら、もちろんページは真っ白けっけのけ。〆切りまでに、匠さんの原稿はもちろん写真とそのキャプション、スペックなどを書き込み、デザインワークを決め、レイアウトと文字の校正を済ませてしまわねばなりません。

　本文を担当した匠さんには26日の朝までに原稿を入れてもらうことにしたのですが、写真がネックとなりました。オフィシャルカメラマンはもちろん東京在住です。編集部は名古屋。25日の夜にできあがった写真を、いつものようにポルシェジャパンから郵送してもらっていたのでは、もうまったく間に合わない。