911DAYS メイキング NINE ELEVEN DAYS Vol.2<やっぱり僕らは930から始まった その1> スーパーカーブーム時代のむふふなポルシェグッズ紹介
更新日: 2007年02月01日
本誌P80、森野さんのエッセイ「純粋な少年の心に刻まれた記憶は、いつまでも鮮烈」の挿入カットに使用した、スーパーカーブーム時代の品々をここで紹介しよう。
1・ポルシェ・ターボ(全長11cm)
ポルシェRSRターボのミニチュアカー。カラーリングが浮いて、包装用のビニールが赤く染まってしまっている。「スーパーカー」と大きく書いた矢印の指す方を見ると、どうだァ! とばかりに「ダイカスト製」と書いてある。ダイカスト……。泣かせます。
矢印の先には……、「ダイカスト製」。なんか自慢げです |
読めないかもしれませんが、このRSRは「ポルシェ・ターボ」として紹介されています |
2・ ポルシェ930ターボ?(全長5.7cm)
裏を見ると「MORINAGA」と書いてあるので、おそらくお菓子かなんかのおまけだろう。それにしても、造形はそうとうヤバイ。チョップトップになっているし、リアのルーフラインが盛り上がっていてヘン。リアクォーターウインドウの形状も違うぞ。
カエル顔にリアウイング、そして張り出したオーバーフェンダー。キーワードだけ羅列すると明らかに930ターボなのだが、実物を見るとなんか違う
3・ ポルシェカレラRSR?
縦13cm×横18.6cmのシール。おっ、バンクを疾走するイエロー/グリーンのRSRだ!カッコいいジャン! と思って左下の車名を見ると、「ポルシェ935ターボ」と書いてある。……絶句。
ともかく、こういう間違いがスーパーカーブーム当時はちょこちょこあったんだろうなァ、と思いしのばせてくれる貴重な逸品。
それにしても、「西ドイツ」の文字が時代を感じさせます。
自信満々に「ポルシェ935ターボ」と書いてある。ウソつき……
4・ ポルシェ930ターボ(全長5cm)
造形的にいい雰囲気を出している930ターボ。しかしなぜか、大切なリアウイングが省略され、ボッコリと穴が開いている。ナゼ? どうしてこうなっているのか、最初からこうだったのかは不明。
リアウイングがないことを除けば、割といい雰囲気を持っている930ターボ。タイヤが全体的に左側にずれているのはご愛嬌
5・ ポルシェ930ターボ(全長9.6cm)
高度な仕上がり具合がうれしい930ターボ。とはいっても、930ターボ最大の特徴のリアウイングは、少々大きすぎるような気が……。リアウイングを誇張して作ってあるあたりに、スーパーカーブーム時代のリアウイングにかける情熱を垣間見ることができる!?
この930ターボの仕上がりは、十分満足のいくレベル
やっぱりちょっと大きめのリアウイング
5・ スーパーカーカード入れ
20枚のスーパーカーカードを収めることができるカード入れ。表紙をめくると、その裏にポルシェの生みの親、フェルディナント・ポルシェについての説明書きがある。その書き出しに、「ポルシェの生みの親フェルディナント・ポルジェ(原文どおり)博士は、定着しない性格の人だった」とある。
ふ~ん、ポルシェ博士は定着しない性格の人だったんだ、と納得した後で、定着しない性格の人ってどんな人? という疑問が湧いてきた。しかも、オーストロ・ダイムラーを「重役と喧嘩して退社」したとも書いてある。勇ましい。
ううむ、想像していたポルシェ博士像とはなんか違うような……。
しかしながら、漢字にはすべてルビが振ってあり子供でも読めるようになっているところは、さすがスーパーカーカード入れである。
こんな感じで、ズラッとうんちくが述べてある
911DAYS Web会員募集!
911DAYS Web Siteをまるごと楽しもう!!
- 911DAYSオリジナルスポーツタオル+オリジナルステッカープレゼント
- スペシャルコンテンツ(試乗記、ポルシェスペック等)
- 会員限定SNS 911DAYSクラブ員の杜
など内容盛りだくさん!