911DAYS メイキング 911DAYS Vol.27目指せFun to Drive ポルシェはこう走らせろ
【サーキット編】テールスライドを楽しむ(P84~P95)
後編 さすがドリフトの名手
更新日: 2007年04月18日
テールスライドを説明してもらうため実演を兼ねて、富士スピードウェイのショートサーキットに移動してきたスタッフ一同。ここでドリフトの名手、織戸学選手にテールスライドを披露してもらうのですが、走行前に不安なひと言が……。
テールスライドを説明してもらう前に、とりあえず実演あるのみということで、富士スピードウェイのショートサーキットへ移動してきたスタッフ一同。走行するマシンは、お馴染みの編集部964です。しかし、走行距離14万kmを突破して、本来のパワーが発揮できるのかも分からないマシンのため、少々不安がつきまといます。
そのマシンでテールスライドを実演してくれるのが、今まで様々なマシンでドリフトをしてきた織戸選手(中にはハマーでドリフトをしたことも!)。意外にも964でテールスライドを行うのは初めて。さらに、このショートサーキットでテールスライドを行ったのは過去に1、2回だけ。そんな状況で、ポロリ
「で、できるかなぁ……」。
ショートサーキット内に、ちょっぴり不安な雰囲気が漂う中、さすがにいきなりは難しいでしょう、という編集部の判断のもと、ペースは織戸選手にお任せすることに。
織戸選手がコースインし、カメラマンさんが撮影のセッティングを始めた矢先、第1コーナーからキャキャキャャァァアーー! とスキール音。スタッフ一同「あれ?」という顔をしている最中、織戸選手はいきなり見事なテールスライドを披露すると、その後も華麗に決めるキメまくる。さっきの発言はなんだったんだ、と思わせるテールスライドに驚きながら、急いで撮影をします。
走行を終えて戻ってきて開口一番に「編集部964速いね」と、笑顔をキラリと見せてくれました。プロフィールの特技欄にドリフトと明記されているのは、伊達ではありません。
その後、具体的なテールスライドの方法を説明してもらおうとしたところ「ちょっと待って」と織戸選手。「さっきはこうやって、こうだったから……」と思い返しながら説明をしてくれます。フムフムと聞いていますが……ん、なにかおかしい? 思い返しながらということは、無意識でテールスライドをしていた!? まさに、習うより慣れろ。考えるより速く、体が動く条件反射。織戸選手にとってテールスライドは、本能で行う熱いものだということをしみじみと感じさせる言葉でした。さすが「ドリフトの名手」。そのひと言につきます。
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