911DAYS メイキング 911DAYS Vol.28待ち焦がれたニューウェポン(P94～P95)
ベストショットの裏側

更新日: 2007年05月30日

ニューウェポン、997GT3RSRがいよいよ上陸し、スーパーGT・GT300クラスに出場！　その撮影の舞台裏を紹介しましょう。

マシンの詳細は本誌を参照していただくとして、ここでは、本誌に掲載される写真を撮影していただいたカメラマンの益田さんとともに、その裏側を紹介します。巷のモータースポーツ系雑誌や記事に登場する写真。何気なく見ているその写真の撮影には、さまざまな苦労が秘められています。この日は3月末だというのに寒風吹きすさぶ薄曇り。気温も低かったので、マシンには良かったかもしれませんが、それを取り巻く関係各者にとっては、気温は７～8度と低くはないものの風が強く、体感的には寒いのなんの。

益田さんは、小誌の（ワガママな）注文に応えるため、カメラを調整し、望遠レンズを交換しながらもベストショットを求めてシャッターを切ります。その姿はまさに、ひたすら広いサーキットを歩き回るサーキット遊牧民のよう。カメラマン益田さんに課せられた注文は、多義に渡ります。それもこれも、なんとかみなさんの心に響く「911DAYS」を制作するため、「こだわりの一枚」を重ねていきました。撮影セクションの移動には、一脚、脚立、バッテリーや望遠レンズの入ったカバン、そしてカメラ（これが結構重い！）も同行です。総重量米俵1表分くらいあろうかという荷物を手に持ち、肩にかけての大移動。一つのコーナーでの撮影についても、少し撮っては少し移動の繰り返しで、さらに行ったり戻ったり･････・。移動区間はコースを半周程度でしたが、延べ移動距離にすると、サーキットを何周もしているのでは?　というくらい。車で走ると、1周たった１分数十秒程度ですが、我われ一行はコースをたどるわけではないとはいえ、人間の足。徒歩では･････・。結構な重労働でした。（最近メタボリックシンドロームが心配な編集部埋田としては、いい運動になりましたが）

走行写真を撮影後、ピットとピットロードを使って、997GT3RSRの静止状態の撮影に移ります。ドアを開けてパシャリ!　エンジンフードを開けてはパシャリ!　タイヤを外して足まわりをパシャリ!　さらにはドライバーの木下みつひろさんを交えてパシャリ!　ここでも、カメラの液晶で画像をチェックしながら、こだわりの一枚を重ねていきました。（この時、編集部関がエンジンフードの中に驚くべき事実を再確認! 詳細は本誌で!）

寒さ、重い荷物、空腹、ウォーキング･････・。こうして911DAYS28号に掲載の、迫力と臨場感あふれる写真は撮影されたのでありました。ドラマチックな「997GT3RSR」は本誌をご覧あれ！

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