911DAYS メイキング 911DAYS Vol.32【表紙撮影編】 表紙もしっかり豪華2本立て!?
更新日: 2008年07月08日
真っ白な996ターボ。そしてその奥に浮かび上がるのは……、みなさんお気付きですよね? そうなんです、なんと黒い996ターボ登場! Vol.32は表紙も“豪華2本(台)立て!”だったのです。
5月のゴールデンウィーク某日。夏号にふさわしい夏を思わせる強い日差しの下、いよいよVol.32 最後のロケとなる表紙撮影が行われました。
今回の表紙は、白い996ターボのリアに輝く「turbo」エンブレムの「t」に、リアウイングの影が迫る直前を収めています。つまり春の強いとはいえ短い午後の日差しの中で、斜光線をタイミング良くファインダーに収めるためには、西側に建物があり東へ延びるその影が必要。そのため太陽が沈むのに合わせて伸びる影を先読みした地道なクルマの移動を繰り返す必要があるのです。
まずは、冒頭の隠しダネ、背後に浮かぶように存在感を見せつける黒い996ターボの位置決めから。白い996ターボのエンブレムにピンを合わせつつ、背後の黒い996ターボのエンブレムをカメラの絞りで調整して絶妙なボカシを引き出していきます。これがまたなかなか苦心のしどころ。なぜなら黒い996ターボの写し出されるところには、雑誌のタイトルである「911DAYS」と「特集 豪華2本立て」の文字を入れなければなりません。1枚撮影してはパソコンでタイトルを合成して、文字と写真のバランス具合のチェックを繰り返します。
2台のクルマの配置が決まると次は、いよいよ撮影本番の場所へクルマを移動。白い996ターボのリアウイングの影と「turbo」エンブレムが重なり合う一瞬前の斜光線を求めてベストポジションを探します。もちろん撮影を仕切る編集部関の頭の中には、ベストな状態に計算され尽くした方程式!? に基づくクルマの角度が決められています。そこに合わせてクルマのポジションを㎝単位で動かしながら微妙に調整。
そして白い996ターボの位置が決まると、今度はそこに合わせて黒い996ターボを少しずつ接近させます。最初に調整した位置になるまで、これもまた一分の狂いもないようにじっくりじっくり。
そんな苦労をしていよいよ撮影本番です。しかし、ここでこの撮影の大変さを再認識。それは場所を決めてから撮影できるタイミングはわずか数分なのです。そのため、写真チェックのたびに2台のクルマを一からチョコチョコ、チョコチョコ……。このような地道な作業の結晶がVol.32の表紙となりました。
ぜひ本誌を見直して表紙の「豪華2本(台)立て」を確認してみてください。そんな今回の撮影でヒト言。2本(台)立ては、どちらも大変……。
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