911DAYS メイキング 911DAYS Vol.32【今だからこそ分かる 272ps×285psの本当の差(P96-P101)】 993カレラ前期型×993カレラ後期型編
更新日: 2008年06月18日
ポルシェと言えば、やはりドイツ! そこで編集部撮影班は一路ドイツまで!
と思いきや……実は……。
今回の撮影でお邪魔したのは「野外民族博物館 リトルワールド」。
愛知県犬山市にあり、世界各地の国々の住居を忠実に再現したテーマパークとなっています。もちろん、そこには我らがポルシェの故郷ドイツもあるわけで、南部バイエルン州の、のどかな村の情景が表現されています。
リトルワールド入り口で担当者と合流した編集部一行とカメラマンさん。早速ポルシェ993前期型、後期型とカメラマンさんのクルマ、計3台に分乗し、園最奥部にあるバイエルン州の村まで向かいました。
撮影当日は平日だったのですが、どうやら近郊の学校の野外研修があったらしく、園内は制服姿の学生たちで大賑わい。そんな中を2台の993が園内の制限速度を守りまるで軍隊の行進のようにゆっくりと進んでいくわけですから、否応なく学生たちのアツイ視線がこちらに向けられてきます。恥ずかしいどころか、むしろ満足感に酔いしれたりなんかして。こういったシチュエーションに遭遇するたびに、ポルシェというクルマはやはり一流のブランドなのだな、と改めて実感させられます。
バイエルン州の村に着いたところで、タイミングを見計らい撮影開始です。その時刻が、ちょうどお昼時ということもあり観光客もまばら。ここぞとばかりに「メインカット」、前後期型それぞれの「正面」、「真横」、「真後ろ」をテンポよく撮影していきます。
そして、それが終わると続いてエンジンやインテリアなどといった細部撮りに移行。この細部撮りは、撮影当日のような快晴な日には特に重要です。インテリアなどの細部を撮影する際に太陽光が差し込んでしまうと、当然そこには余計な光だったり影が映りこんでしまうからです。
そこで、そんな状況下で役に立ってくるのが、なんてことはないただの布だったり紙だったり。要はその布や紙を、例えばステアリングの撮影ならステアリング上部をピンポイントで覆い、ダッシュボード全体ならダッシュボード全体を覆えるだけの大きい布や紙で光が入り込まないようにします。
シート全体やエンジンルーム全体ともなると、布持ち作業のスタッフが最低でも3人以上は必要だったりで、チームワークが非常に大切です。
さあ、残すは走りの撮影のみになりました。リトルワールドを出たところでレーシングドライバーの羽根幸浩さんと合流。そのまま犬山近郊のワインディングロードで羽根さんの試乗インプレッションです。993カレラ前後期モデルそれぞれが、空冷サウンドを響かせて走る様は最高にクールでした。
また、インプレッション終了後は、本誌32号でも触れられている、羽根さんによるMT車ドライビング講義も行われ、また一つ貴重な話を聞くことができました。
こういった貴重な体験ができるのも、911DAYSの撮影ならではなのです。
ドイツ雰囲気たっぷりの今回の撮影詳細は、ぜひ本誌32号でごらんください!
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