911DAYS メイキング 911DAYS Vol.33【All of Type 997 毎日が非日常 これぞ究極の997、2台(P44-P47)】 997 turbo×997 targa 4S編
ターボ対ガラスルーフ。あなたの好きなのはどちら？
更新日: 2008年09月10日
夏ど真ん中の撮影は、敵多数。
猛暑や蚊などと戦いつつ、今日も編集部は本誌の撮影に取り組んでいます。
東京お台場で始まった撮影は、早朝6時30分集合。編集部スタッフはもちろんのこと、カメラマンの平野さん、自動車評論家の森野恭行さんも同じ時間に集合です。この早い時間から撮影を始めたのには当然理由アリ。お台場といえば一大観光スポットです。観光客の訪れる時間からのんびりと撮影していたのでは、人が多くて進行もスムーズにいかないもの。というわけで、集合後早速撮影を開始します。
緑の多い公園で、一見爽やかに撮影を行っているように見えますが、額からは汗がタラタラと流れ落ちています
今回撮影したのは、走行シーン、2台それぞれの外観、インテリアなどの細部撮影です。
まだ交通量の少ない早朝を狙った走行シーンの撮影では、997ターボと997タルガ4Sが疾走。特に997ターボは「毎日でも乗れる997」でありながら、VTGターボ搭載のスーパーカーそのものの走りで、まさに「究極の非日常」の走りを披露！ 一方の997タルガ4Sは、355psのパワーを持ちながらにして、ガラストップをオープンにできるオールラウンド派の非日常997。997ターボのすぐ後ろを優雅に走りカメラに収まるその様子は、ラグジュアリー度抜群で、走っても楽しい大人のポルシェ。そんな雰囲気がよく伝わってきました。
リアハッチを開けた状態の撮影。タルガ4Sに不必要な太陽光がかかってしまい、カメラマンの平野さんが対応策を考え中
続いて、本誌P46の2台絡みの写真では、ガラス張りの近代的なビルをバックに997ターボと997タルガ4Sを縦に並べて撮影。毎日乗れる非日常997のテーマにベストな2台だけあり、すんなり周囲の風景に溶け込んでいます。普段のアシとして乗っている997で、ふと思い立った時にガラッと日常を覆すトリップを体験できる。オンオフの切り替えをいつでも好きな時にできる、という魅力が非日常トリップをさらに後押ししていることは間違いないはずです。
『動画ニュース』用の撮影も、もちろんすべて編集部スタッフによる手作業。これは、リアガラスから荷物を入れているシーン
さて、残すところはいよいよ細部撮りのみ。お台場近辺の公園内で997ターボと997タルガ4Sの2台を、インテリアからエンジンルームまでそれぞれ写真に収めていきます。
ただ、緑の多い公園だけあり当日は蚊も多し。半袖着用の編集部スタッフ、カメラマンさん、森野さんと全員が蚊の格好の餌食となりました……。
また、今回の撮影では森野さんによる997ターボ、997タルガ4Sのインプレッション直後のコメントを録画。まさに率直な感想を『911DAYS Web Site』の『動画ニュース』で聞くことができます。
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【本誌で載せられなかった997タルガ4Sのチェックポイント】
コックピット側のサイドシル部にあるスイッチ3つ。上から順に、「フロントフード」、「リアガラス」、「エンジンルーム」のスイッチ。同じ縦のラインで3つのスイッチが並べられているおかげで、操作が非常にしやすくなっています
（写真上がフロント、下がリア）
「タルガトップ開閉スイッチ」は、サイドブレーキレバーの横。ローラーブラインド、ガラストップの順にオープンしますが、スイッチを操作する際はちょっとコツが必要。段階別に開閉したい場合は一気にスイッチを押してしまわないこと。スイッチも段階別に押す必要があります
（写真上がフロント、下がリア）
ローラーブラインドとガラストップ双方を完全にオープンにしたところ。開放感抜群のルーフとは裏腹に、バックはかなり見づらくなってしまいます。ガラストップに強力なUV加工がされている上、ローラーブラインドとガラストップが重なる部分もあり余計に見づらい
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