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911DAYS メイキング 911DAYS Vol.44【巻頭特集 ポルシェのエンジンはヘコたれない】
パワーダウンに気を付けろ!

 

更新日: 2011年06月22日

巻頭特集で行ったダイナパックによるパワーチェック。本誌読者であれば結果はすでにご存知だと思うので、ここでは当日のテスト模様をちょっとだけお伝えしたいと思います!

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 本誌Vol.44の巻頭特集は、『ポルシェのエンジンはヘコたれない』。走行10万㎞ほどの964カレラ2、走行約3万㎞と約8万㎞の各996GT3前期型、走行9万㎞の996GT2、さらに走行わずか3000㎞の現行997カレラ(PDK)までが一堂に勢揃いしました。本誌を読んでいただければ分かりますが、その内容はこれらの車両をパワーチェックにかけるというもの。「走行距離、年数を経てもポルシェのパワーは公表数値を上回るのか!?」というテストなのです。

 基本、パワーチェックには「シャシーダイナモ式」と「ダイナパック式」の2種類があります。シャシーダイナモ式はローラーの上に直接クルマを載せて、そのまま走らせてパワーを計測。
 一方のダイナパック式ではホイールを外し、ハブに直接ダイナパックの機器を装着して計測するというものです。車両本体に計測器であるダイナパックを直接取り付ける分、手間はかかるものの計測値の正確さは折り紙付き。
 だからこそ、今回の巻頭特集ではダイナパックで計測を実施しました。

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大型の送風機でフロントのエアダクトから風を送る。この996GT2の場合は、さすがにハイパワーマシンだけあってこの1台を含めた計3台の送風機が用意された

 そんなパワーチェックですが、いずれの方法にしても注意しなければいけないのが「パワーダウン」。その場でエンジンをフル回転させるため、何も措置をしていないと急激に吸気温度が上昇していき、正確な出力を導き出すことができないのだ。
 そこで、ショップが必ず用意している秘密兵器が「強力な送風機」です。エアダクトやエンジンなど、各部位から風を送ってやることで吸気温度の上昇を防ぎ、正確なパワーを計測することができるのです。

 特に、ツインターボ搭載でハイパワーの996GT2は、さすがに用意しなければいけない送風機の数も多い様子。大型送風機に加え、ショップスタッフ2名がそれぞれ小型の送風機を抱えて計測しました。その様子は、本誌P40で見ることができます。
 ポルシェエンジンの底力を見せ付けたパワーチェックの結果は、ぜひ本誌Vol.44でチェックしてみてください!

 

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