911DAYS メイキング NINE ELEVEN DAYS Vol.5ともかくこの暑さはなんなんだコンニャロ的表紙撮影

更新日: 2007年01月31日

いやァ、今年の夏は暑かった。直射日光に照らされて、撮影中、頭ガンガンしてきましたからね。撮影中は水をもう本当にガバガバと飲むんですけど、2リットル以上を短時間に飲むものですから、体内のなんか大事な栄養分が抜けちゃうんでしょうか。指先がピリピリしてきます。
ということで、Vol.5表紙撮影のドキュメントです。

表紙の撮影は、セミもあまりの暑さに鳴くのが億劫になる8月半ばに決行されました。写真で見ると、肌をジュジュジュウと焼肉のように焼く殺人太陽光線や、サウナに入ったときのような息苦しいムンとするアスファルトからの照り返しや、容赦なくダラダラと流れ出す汗や、バテた犬のようにハッハッゼェゼェと乱れる呼吸、などというむさ苦しいものはまったく伝わってきません。ドキュメンタリー写真としては失格なのですが、これしかないのでとにかく話を進めましょう。
　
　Vol.5の表紙撮影は、この暑さはなんなんだコンニャロ的状態の中で行われました。
　
　しかも、2日間も。

　ちなみに、ここに載せている写真は1日目のものです。しゃがんで首にタオルをかけてファインダーを覗いているのが、カメラマンの犬塚さん。それを見つつ、朦朧として歩いているのがワタクシ関。写真左にいらっしゃるのが、今回の撮影車両を現場まで積車で運んできてくれたガレージジングウのスタッフの方です。あれ、さっきまで村越がいたはずなんだけどなァと思っていたら、いました、犬塚さんが構えるカメラの先。撮影車両にへばりついて、吹き出る汗を拭おうともせずセッセとクルマを拭いているではありませんか。エライ！　ワタクシはというと、歩いた先にあったのが木陰だったものですから、そこで小休止。ふう。

　村越は身体のクーリングのため、ジーンズの裾をまくっています。汗がポトポトとアスファルトに落ちては蒸発していきます。がんばれ村越。まだ、リアタイヤのトレッド面が汚れてるゾ。

　いやァ、それにしても暑い。

　猛暑の中、ああでもない、こうでもない、ああしてみましょう、いやこっちの方がいいと、色々と試しつつほぼ丸一日をかけて撮影を終えました。あ、言い忘れましたが、ここは2つめのロケ地なのです。ここへ来る前に、クルマで15分ほどのところにある別の場所で撮影をしてから移動してきています。

　しかァし！　この日の写真はすべてボツ。この日の努力は、汗のように大気に蒸発していきました。

　ボツの理由。それは、写真に青空が綺麗に出ていなかったからです。使えないことはないんだけど、できればベストのものを掲載したい。

　ということで、空が青く晴れ渡った後日、もう一度この場所でリベンジ、いや撮影に望みました。今度こそ決めてやる。

　2回目の撮影は、ワタクシ関が菅原文太よろしく積車を運転して運んできました（菅原文太はデコトラだったけど）。慎重に993RSを下ろして撮影本番に突入。

　こうしてできたのが今回の表紙です。

　表紙の写真は合成ですか？　と聞かれたりすることもあるのですが、本誌はいつでも一発勝負。合成やCGなどは使っていません。もちろん、今回の表紙も色々工夫して、一発でフレームに収めています。

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