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911DAYS メイキング NINE ELEVEN DAYS Vol.5+200ccにこめられた想いPORSCHE 911 Carrera MODEL YEAR 2002(&全バラ検証! 996カレラとターボエンジンの真実を知りたい)

 

更新日: 2007年01月31日

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996も生産から4年が経ち、2002年モデルからついに第2世代へと突入した。外観上の変更点やそれによる効果などは本誌をご覧いただくとして、ここでは紙幅の関係から誌面で紹介できなかったけれども、とっても大切な2002年モデル911カレラのバリオカムプラスについて簡単に説明したい。

 2002年モデル911カレラのエンジンにおける最大の変更は、排気量をそれまでの3.4リットルから3.6リットルにアップさせたこと。これは、3.4リットル時代のストロークを78mmから82.8mmにロング化させたことにより達成したもので、一般的に考えると、ストロークアップすると高回転域での伸びがスポイルされそうだ。が、この3.6リットルエンジンははたしてどうか。その答えは、吉田 匠さんが本誌原稿の中で明らかにしているので、そちらをお読みいただきたい。

 さて、この新しい3.6リットルエンジンに採用された新機軸に「バリオカムプラス」がある。

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 ポルシェファンなら、この名前を聞いたことはあると思う。そう、あの996ターボに採用されたシステムだ。もちろん、3.4リットル時代の996カレラエンジンにも「バリオカム」は付いていたが、3.6リットルに進化したことで、バリオカムも「プラス」になったというわけ。


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この写真と、本誌『全バラ検証! 996カレラとターボエンジンの真実を知りたい』のP54(4)とP55(5) (6)を見比べて欲しい。996カレラ3.6のエンジンのシステムが、どう進化したのかよく理解できるはず。

 また、996カレラ3.6のバリオカムプラスは、インテーク側のカムシャフトに、ローとハイの2つのカムが備わっている。ローカムは3.6mm、ハイカムは11mm。カムのサイズは、P55(5)のキャプションと比較して欲しい。

 ともかく、ポルシェは相変わらず進化し続け、「最新のポルシェは最良のポルシェ」という言葉を実践している。この「最新が最良か?」というテーマは、Vol.4で巻頭特集としてみっちりやったが、今回、吉田 匠さんが996カレラ3.6に試乗して、その答えも導き出しているので要注目だ。また、その「最新は最良」というポルシェの姿勢について、テリー伊藤さんがテリー節を炸裂させているので(Vol.5巻頭特集のなかで)、そちらも要チェック。

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