911DAYS メイキング 911DAYS Vol.9聖地巡礼【ドイツのポルシェ事情を探る】番外編その1 日本男児として譲れない一線
更新日: 2007年01月31日
ドイツよいとお~こォ、いちど~わァ、おいでッ、ドッコイショォ♪ と思わずご機嫌に鼻歌を歌いたくなるほど楽しかったドイツ取材。1から10までいいこと尽くしだったんですけど、唯一、ヌオオと思ったのがトイレでした。日本男児としては、負けられませんぞ。
おかげさまで本誌も創刊2周年。それを編集部が手前で勝手に記念して、ドイツまではるばる取材に行ってきたのは、本誌をご覧の通りです。
それにしても、たくさんの方々にお会いしました。
いや、ほんとドイツはいいところです。
みなさん、親切だし。
また、行けるものなら行ってみたい、いやぜひもう一度行きたい(社長、聞いてます?)。
ドイツ料理というと、とかくマズイだなんだと散々に言われますが、これが意外にワタクシ関は平気でした。そうとう覚悟して行ったんですけど、わりと美味かった。特に、ソーセージ系とハンバーグはサイコー。ビールはとにかくうまい。
メシが身体に合えば海外ではこっちのもんなんで、元気百倍。964RSを駆る右足にもつい力がみなぎっちゃって、アウトバーンで250km/hオーバーの世界を「キャッホー」と叫びながら堪能しました。
そんなハッピーなドイツ取材でしたが、トイレで小用の便器と対峙してヒルミました。とにかく、便器の取り付け位置がみな異常に高かった。ドイツ人が背が高いのか、足が長いのか知らないが、これはちょっと高すぎなんじゃないの、という高所にそれらは羅列していたのです。待ってくれよォ。
しかし、右側を見るとハジの方にひとつだけ低いのがある。あつらえたようにちょうどいい高さ。いわゆる平均的な日本の小用便器の位置というんですか。これだ! と思った一方で、これはもしかしたら子供用じゃないのか、という疑念も浮かんできた。いや、間違いない。これはチビッコ用だ。
想像していただきたい。
ドイツの屈強な男達が居並んで小用を足す一番ハジっこで、日本人がオコチャマ用でチョロチョロチョロ、というのもいかがなものか。日本男児として、それだけは絶対に避けねばならない。
小用便器と向かい合って0.8秒。コンピューターのように正確に答えを導き出したワタシは、淀みない足取りで大人用便器の前に立ち、あたかもそれが当然という仕草でジッパーに手をやりました。あとはソソウのないように事を運ぶだけ。なに、案ずるより生むがやすし、というやつです。
とにかく、こうしてなんとか日本男児としての面目を保つことに成功したのでした。
ま、若干背伸びをするようなフォームは、野茂英雄のトルネード投法、イチローの振り子打法みたいなものと思っていただいて構いません。
あ、ちなみに、ワタシは身長171cm。脚は、日本人の伝統にのっとり、コンパクトにまとまっております。
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