ポルシェニュース6月8日、ポルシェがスポーツカーを造り始めて60年の節目の日を迎える

更新日: 2008年06月02日

ポルシェは6月8日、初のプロトタイプカー｢356-001｣の認証取得から記念すべき60周年を迎える。

世界屈指のスポーツカーメーカーに成長したポルシェ。ポルシェの名前を冠した最初のモデル｢356(356-001)｣を開発したフェリー･ポルシェは、｢私の夢を実現してくれる車はどこを探しても見つからなかった。だから自分で造ることにしたのだ｣と、ポルシェが今日に至る序章を語っている。

また2008年現在、ポルシェを率いるDr.ヴェンデリン･ヴィーデキングは、｢現在、ポルシェはかつてないほどの力強さを見せている。会社の歴史が始まって以来、私たちはもっとも魅力的で広範なモデルレンジを擁し、会社の長期的な独立性を確実なものにした。私たちは常に自動車産業の巨人に立ち向かう者として自分たちを位置付け、こうしたセルフイメージによって長年に渡り自分たちのあるべき姿を確立して成功をつかんだ｣と、述べている。

ポルシェは今後の展望として、2008年度中にフォルクスワーゲン株を50%以上取得。ポルシェとフォルクスワーゲン株を管理するポルシェオートモービルホールディングSEのもと、両社の数十年に渡る開発･生産の提携関係を強化、それぞれの会社の独立性を確保しつつ相乗的な発展を目指すとしている。取締役会会長Dr.ヴェンデリン･ヴィーデキングは、今回のポルシェスポーツカーの生誕60年にあたり、｢今後もポルシェはポルシェであり続け、フォルクスワーゲンはフォルクスワーゲンであり続けることだろう。それこそが成功の秘訣なのだ｣と、新しい歴史の一歩を指し示した。