ポルシェニュース80歳になったポルシェ元ワークスドライバーのヘルベルト・リンゲ氏
更新日: 2008年06月22日
ポルシェは、2008年6月11日に80歳の誕生日を迎えた元ポルシェ ワークスドライバーで、ポルシェ研究開発センターのプラントマネージャーも務めたヘルベルト・リンゲ氏を祝福した。
リンゲ氏は、1956年からポルシェのテストおよび開発部門と並行して、ポルシェのワークスチームに所属。その後、20年にわたってポルシェのワークスドライバーに抜擢され、90回に及ぶクラス優勝と6つの国際記録を刻むなど、ポルシェ設立時からポルシェチームの顔とも言える活躍を見せた。
また、1970年にスティーブ・マックィーンが主演した映画『栄光のル・マン』では、マックィーンの会社であるソーラープロダクションが所有する908/02を駆って実際の24時間レースに参戦。撮影用の車載カメラを搭載してレースの迫力を再現するなど、ポルシェのレース活動はもとより、様々な方面でポルシェのリリースに貢献した。
42歳でレーシングドライバーを引退すると、バイザッハのポルシェ研究開発センターで退職までをプラントマネージャーとして勤務。このバイザッハの施設には後日談があり、1950年代の終わりにこの施設の用地を探していた当時の社長フェリー・ポルシェが、豊かな農地を開発することに反対しため、リンゲ氏自らの出身地であるバイザッハを「スモモの木の他は何も生えてない土地です」と提案し、了解されたという経緯を持つ。
1987年にポルシェAGを退職後は、DMSB(ドイツモータースポーツ協会)の前身にあたるONS(ドイツモータースポーツ委員会)の安全対策担当チームを立ち上げるなど精力的にモータースポーツに関わり、1993年にはポルシェカレラカップを総指揮。以降もポルシェとの繋がりは深く、ポルシェのヒストリックカーが参加するイベントには、必ずリンゲ氏の名前が挙がっている。
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