ポルシェニュースポルシェ、業績悪化の見通しを発表
更新日: 2009年02月10日
ポルシェオートモービルホールディングSEのCEO、ヴェンデリン・ヴィーデキングは、1月30日に開催された株主年次総会において、2008/2009事業年度上半期(2008年8月~2009年1月)の業績は世界的な自動車不況の影響を免れることができず、速報値ベースでの売上高は前年比14.3%減の約30億ユーロとなる見通しを発表した。
2009年1月中旬までの販売状況をベースにすると、事業年度上半期の販売台数は前年比27.3%減の約34,000台と予想される。
上半期の利益は国際会計基準(IFRS)に基づき、2008年第4四半期のフォルクス ワーゲンの数字を考慮する必要があるため3月のセミアニュアルレポートでの発表となる。2009年1月5日にポルシェによるフォルクスワーゲンAGの普通株式の所有比率は50.76%に達し所有比率が50%を超えたために、3月のセミアニュアルレポートは、ポルシェオートモービルホールディングSEとして初めての連結決算報告となる。
上半期では、販売台数あたりの売上高が予想を大きく上回ったが、これは販売されたモデルの比率が変化したことに因るところが大きい。販売台数全体に占める911モデルシリーズの比率が増加した一方、ミッドシップモデルの比率は大幅に下がった。速報値ベースでは、911の販売台数は13,500台(前年同期16,263台)となる見込みだが、ボクスター/ケイマンの販売台数はおよそ3,900台(前年同期9,835台)に留まると予想される。
911の堅調な販売実績は、DFIとPDKを搭載したニュー911モデルが、好評をもって世界中のマーケットに迎えられたことをあらためて証明している。一方、ボクスター、ケイマンに関しては、ニューモデルの導入が目前に迫っていたことが販売台数に影響を及ぼした。また、カイエンは2008/2009事業年度上半期においても健闘し、販売台数は約16,600台に達する見通しだ(前年同期20,638台)。
世界各地のマーケットを見渡すと、不況が自動車産業全体を覆っていることがわかる。2008/2009事業年度上半期のドイツ国内におけるポルシェの販売台数は、前年同期の5,630台に対して4,150台に落ち込み、北米では11,850台(前年同期16,209台)、その他の地域全体では、約18,000台(前年同期24,897台)と予想されている。
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