ポルシェニュースポルシェの監査役会が履行契約に合意

更新日: 2009年11月25日

11月20日(金)、ポルシェSE監査役会はフォルクスワーゲン(VW)との合併について、履行契約が合意に至ったと発表した。
これに先立ち、ヴォルフスブルクに拠点を置くVWの取締役会でもこの契約内容はすでに承認済みだ。
履行契約については、両社の統合についての組織的、構造的、法的な詳細が規則として定められ、2009末までにVWがポルシェAGに49.9%資本参加することが予定されている。

両社の監査役会の合意の主要な条件のひとつは、既存の大口融資の返済についてポルシェの銀行コンソーシアムとの交渉がまとまることだった。
今回のケースでは、ポルシェSEのクレジットラインは現行の107億5千万ユーロから新たに総額最大85億ユーロに置き換えられることになる。
また、この総額は2～3年の期限を設けた3つの証券に分割されることになり、ポルシェの金利負担は大幅に軽減されることになった。
従来のクレジットラインに関与していたすべての銀行は、金利の変更なく新しいクレジットラインにも例外なく関与することになる。