ポルシェニュースポルシェSEの決算報告が発表される

更新日: 2009年12月01日

ポルシェSEは、2008年8月1日から2009年7月31日までのポルシェ事業と2009年1月から6月までのVW(フォルクスワーゲン)の事業年度業績を発表した。
これは、2009年1月5日にポルシェSEがVWの議決権株式を50％以上取得し、完全な連結決算となったことによるものだ。
今回発表された事業年度におけるグループ営業利益は、19億ユーロ。このうち、ポルシェAGの利益率は10.3%、VWは2.4%となっている。
この結果、ポルシェSEの税引き前利益はマイナス44億ユーロで、前事業年度の税引き前利益の合計は86億ユーロだった。

また、ポルシェSEの取締役兼ポルシェAGのCEOであるミヒャエル･マハトは、2008/2009事業年度のポルシェグループの主要な数字を発表した。収入は12%減少し66億ユーロ、販売は24%減の75,238台だ。収入の減少幅が台数の減少より少ないのは、モデルミックスが変化したことによるもので、売り上げ全体の大部分は高価格の911モデルによるもの。より経済的なボクスターモデルの割合は低下している。

911モデルは27,070台(14%減)、カイエンは34,265台(25%減)、ボクスター/ケイマンは13,140台の販売を記録した。ミッドシップモデルの販売が40%落ち込んだ主な理由は、2009年2月に行われたモデルチェンジの端境期によるものだ。
総生産台数は76,739台で、前年比27％減になった。