ポルシェニュースポルシェ 9か月の中間報告を発表

更新日: 2009年06月24日

ポルシェは、ポルシェとVW（フォルクスワーゲン）両社の実績を含む中間報告を発表した。
今年度初めの9か月間（2008年8月1日～2009年4月30日）、VWについては2009年度の第14半期のポルシェグループの総販売台数は、1,405,584台となった。ポルシェだけの数字を見ると、前年同期比27,6%減の53,635台になる。
また、VWの3か月間の数値を加えたポルシェグループ全体の売上高は284億ユーロになり、ポルシェ単独の数字は15%減の46億ユーロにとどまった。

販売台数は、911が18.2%減の20,254台、カイエンが25.1%減の24,689台、ボクスターとケイマンが46.7%減の8,692台となっている。
総生産台数では、1,312,293台を生産。ポルシェは、前年度よりも25.5%少ない59,609台を生産した。中でも、ライプツィヒ工場におけるカイエンモデルの生産台数は26,192台で、前年同期と比べて26.4%減少している。
ただし、2009年9月よりヨーロッパで納車開始予定のパナメーラは、すでに296台が生産されており、この数字は今後もさらに伸びそうだ。
また、ポルシェは今年4月30日の時点で12,685名の従業員数抱え、昨年7月31日時点の数値を4%上回っている。

現在、経済危機への対応としてポルシェはツッフェンハウゼン本社工場におけるクリスマス休暇を3日間延長し、さらに年度末までに合計21日の休業日を設ける予定だ。
今後は、パナメーラの市場投入、ハイブリッドシステムの開発、既存のモデルシリーズ強化などが大きな戦力となるだろう。