ポルシェニュースマンタイがニュル24H耐久レース制覇

更新日: 2011年06月28日

ポルシェのワークスドライバー、マーク・リープ(ドイツ)、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)、ロマン・デュマ(フランス)とルーカス・ルール(スイス)の4人がドライブするマンタイモータースのポルシェ997GT3RSR は、第39回ニュルブルクリンク24時間耐久レースで、見事総合優勝を果たした。チームマンタイが獲得したニュル24時間耐久レースでの総合優勝は6年間で5度目となり、BMW、メルセデス、アウディなど強豪チームを退けてのものとなる。

マンタイチームの997GT3RSRは、午後11時25分の時点でにトップに立ったあと、その座を明け渡すことなくチェッカーを迎えた。首位に躍り出た後のフィニッシュまでの時間は、なんと16時間35分。実に、108周に渡りレースをリードしその栄冠を手にしている。計156周、3,958,968kmはニュルブルクリンク24時間耐久レースでの新記録だ。
ドライバーのティモ・ベルンハルトは、「我々が優勝するためには、ドライバーからメカニックに至るまでチーム全員が力をあわせる必要があり、それはスタート前から分かっていました」った。
また、唯一のトラブルであり、最大のピンチと呼べるシーンはピットストップ中に起きている。「ピットストップの際、不思議なことにポンプが作動せず、給油をすることができなかったのです。そのため、我々はクルマを押して他のポンプの前まで移動し、これにより1分ほどロスしてしまいました」と同じくドライバーのルーカス・ルールは振り返った。

一方、2度目の出場となった997GT3Rハイブリッドは一時は、トップを走るもトラブルなどの影響もあり、最終的にはトップから17周遅れの28位での完走となっている。

【ニュルブルクリンク24時間耐久レース　リザルト】
1st.リープ(ドイツ)/ベルンハルト(ドイツ)/デュマ(フランス)/ルール(スイス)
ポルシェ997GT3RSR　156 周

2st.ミューラー(ドイツ)/ファーファス(ブラジル)/アルツェン(ドイツ)/ラミー(ポーランド)
BMW M3 GT　+4:23.7秒

3st.バッセン(ドイツ)/ファスラー(スイス)/ピッチーニ(イタリア)/スティップラー(ドイツ)
アウディ R8 LMS　-1周

4st.スティップラー(ドイツ)/ヘネリッチ(ドイツ)/ハッセ(ドイツ)/ウィンクルホック(ドイツ)
アウディR8 LMS　-1周

5st.エクストローム(スウェーデン)/シャイダー(ドイツ)/ヴェルナー(ドイツ)/アブト(ドイツ)
アウディR8 LMS　-2周

6st.へイヤー(ドイツ)/イェーガー(ドイツ)/ブレークモレン(オランダ)/サイファス(ドイツ)
メルセデス･ベンツ SLS　-3周

7st.アーノルド(ドイツ)/マーガルティス(ドイツ)/ブルック(ドイツ)/フランケンフート(ドイツ)
メルセデス・ベンツ SLS　-3周

8st.ファーンバッハー(ドイツ)/シモンセン(モナコ)/シーフリード(ドイツ)/メロ(イタリア)
フェラーリF458　-4周

9st.アベレン(ドイツ)/シュミッツ(ドイツ)/ケンテニッヒ(ドイツ)/T・ベルグマイスター(ドイツ)
ポルシェ997GT3R　-4周

10st.ヴァイス(ドイツ)/カンツ(ドイツ)/ジェイコブス(ドイツ)/クルンバッハ(ドイツ)
ポルシェ997GT3R　-4周

28st.J・ベルグマイスター(ドイツ)/リーツ(オーストリア)/ホルツァー(ドイツ)/ロング(アメリカ)
ポルシェ997GT3Rハイブリッド　-17周