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ポルシェニュースル・マン24時間のLMP1ドライバー決定

カテゴリー：ポルシェ公式ニュース

更新日: 2013年04月19日

ポルシェAGは、2014年シーズンにWEC(世界耐久選手権)とル・マン24時間耐久レースのLMP1クラスへ参戦するドライバーの最初の2名として、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)、ロマン・デュマ(フランス)を発表した。

過去にル・マン24時間耐久レースにおいて総合優勝の実績を誇る2名のポルシェワークスドライバー、ベルンハルトとデュマは、新たなLMP1車両のテストを今年中に開始する予定としている。
ポルシェAG研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは、「ティモ・ベルンハルトとロマン・デュマは、世界屈指のスポーツカードライバーとして認められています。2014年からこの2人が私たちと共に世界耐久選手権とル・マン24時間を戦うことになり、とても嬉しく思っています」と話す。また、LMP1プロジェクトのディレクターであるフリッツ・エンツィンガーは、「特に私にとってありがたいのは、この2人のテストドライバーとしての能力です。それが、このコンビがすでに私たちの新型車の開発プログラムに密接に関わり、さらに今年の中盤に予定されている集中テストに参加してもらう理由です」と説明している。

ティモ・ベルンハルトは、ポルシェのジュニア育成プログラムの出身。2002年にワークスドライバーとしてポルシェと契約して以来、世界中のレースで着実に勝利を積み重ね、チャンピオンシップのタイトルを獲得し続けている。また、2010年にはドイツの自動車クラブであるADACが行った投票で、その傑出した功績により「レーシングドライバー・オブ・ザ・イヤー」に選出。ベルンハルトは、スポーツカーの世界4大クラシックレースを制覇した唯一のドライバーだ。他に、2010年のル・マン24時間、2003年のデイトナ24時間、2004年のセブリング12時間で優勝。ベルハルトが保持するもうひとつの記録として、ニュルブルクリンク24時間レースでの5勝が挙げられる。

一方のロマン・デュマは、2004年にポルシェのワークスドライバーとなった。それ以前には、ポルシェカレラカップドイツ以外に、F3、F3000、インターナショナルGTの各レースで活躍。また、ル・マン24時間における経験豊かなレーサーのひとりでもあり、参戦回数は12戦を数える。2010年には、ティモ・ベルンハルトとともにアウディを駆り、総合優勝を飾った。また、このコンビはアメリカでもRSスパイダーを駆り偉業を達成している。2007年および2008年、この2名のポルシェワークスドライバーはアメリカン・ル・マン・シリーズでタイトルを獲得した。また、ベルンハルトがニュルブルクリンク24時間レースで挙げた5勝のうち4勝は、デュマとともに飾ったものだ。
さらに、2010年、デュマはスパにおいてポルシェ911をドライブ、総合優勝に輝いている。