ポルシェニュースニール・ジャニがLMP1クラスでポルシェをドライブ

更新日: 2013年06月25日

ポルシェAGは、2014年シーズンのWEC(世界耐久選手権)とル・マン24時間耐久レースのドライバーとして、かつてF1のテストドライバーを務めていたスイス人のニール･ジャニ(29)を選出したと発表した。

ニール･ジャニは、テストのためにティモ･ベルンハルト(ドイ)とロマン･デュマ(フランス)とタッグを組み、2014年のLMP1クラスでポルシェのニューマシンをドライブする予定だ。ジャニとポルシェの契約は、7月1日から複数年に及ぶ。同時に、リベリオンチームから2013年のALMS(アメリカン･ル･マン･シリーズ)とWECにも出場している。

12歳でカートを始たニール･ジャニは、16歳でシングルシーターのレースに移行。2002年にはヨーロピアン･フォーミュラ･ルノー2000選手権に参戦し、ランキング2位を獲得。翌シーズンは、ヨーロピアン･フォーミュラ･ルノーV6シリーズで2位を手にしている。
さらに、2003年と2004年にはザウバーのテストドライバー、2006年にはF1チーム"スクーデリア・トロ・ロッソ"のテストドライバーとセカンドドライバーを務めた。その他にも多くのレースで表彰台に立って来たほか、ル･マン24時間耐久レースにも出場経験を持つ。

ニール･ジャニは、「WECおよびル・マン24時間レースでポルシェのために戦うというのは私の夢でした。テストドライバーとしての経験が活かせるときが来るのを私は楽しみにしています。ポルシェは他のチームと比較にならないほど素晴らしいチームです。ポルシェのワークスチームの一員になれたことを私は誇りに思っています。私の目標は、ル･マン24時間耐久レースで勝利することと、WECでポルシェにタイトルをもたらすことです。単にポルシェの輝かしい歴史を築くというのではなく、新たな1章を追加したいと考えています」と語っている。