ポルシェニュースニュー911GT3カップ、フランクフルトモーターショーでワールドプレミア
更新日: 2009年08月31日
ポルシェは、9月15日より開催されるフランクフルトモーターショーのプレスデーにおいて、ニュー911 GT3カップのワールドプレミアを行うことを発表した。
GT3カップは累計生産台数1400台以上を誇る、史上最も販売台数の多いレーシングカー。今回発表されたニュー911 GT3カップは、初のGT3 RSベースのモデルとなる。
ニュー911 GT3カップに搭載されるパワーユニットは、911 GT3 RSのエンジンとほぼ同じで、最高出力(450ps)や最高エンジン回転数(8,500rpm)も同じ。先代のGT3カップのエンジンと比較すると、排気量が3.6リッターから3.8リッターに拡大され、最高出力も30psアップしている。
また、レーシングエグゾーストシステムにはフルコントロール触媒コンバータが採用され、有害物質の排出が最小限に抑えられている。
外観の大きな特徴としては911 GT3カップとしては初のワイド化となったリアフェンダー。44mm拡張すると同時にフロントフェンダーもワイド化。これらの変更により、より大きなホイールを収めるための十分なスペースが確保され、フロントには9.5J×18(先代モデルは9J×18)の軽合金3ピースホイールとミシュラン製24/64-18レーシングタイヤ、リアには1インチワイドになった12J×18の軽合金3ピースホイールと27/68-18タイヤが装着されている。
エアロダイナミクスにも見直しが図られ、フロントリップスポイラーを15mm低くし、リアスポイラーの幅は1.46mから1.70mに拡大され、より高い位置に取り付けられた。これらの効果により、フロントおよびリアのダウンフォースは大きく向上している。
また、足まわりもブラッシュアップ。トラックコントロールアームにはユニボールジョイントが追加され、またブレードタイプの前後のスタビライザーは左右とも7ポジションに調整できるようになったため、個々のサーキットの特性に合わせてより精密なセッティングが可能となった。
ニューポルシェ911 GT3カップはキャララホワイトのみが用意され、10月末以降の納車となる予定。来シーズン、このマシンはF1のサポートイベントとして行われるポルシェ・モービル1 スーパーカップをはじめ、ドイツ、アジア、日本、イタリアで開催されるポルシェカレラカップや、北米と中東で行われるGT3カップチャレンジなど7戦に投入される予定だ。
ポルシェ911 GT3 カップ 2010年モデル
(左ハンドル・6速シーケンシャル)
車両本体価格(税込)19,950,000円
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