ポルシェニュースポルシェ917、デビュー40周年を迎える

更新日: 2009年03月13日

史上最速かつもっとも成功したレーシングカー「ポルシェ917」が今年3月13日に誕生40周年を迎えた。

「ポルシェ917」は1968年に開発プロジェクトがスタート。ドライバーの背後に搭載された空冷12気筒4.5Lエンジンは、520psの最高出力を発揮。アルミニウム製チューブラーフレームとFRP製ボディという組み合わせで、さらにボディ形状をサーキットのレイアウトに合わせて変更し、テクニカルコースでは「ショートテール」ボディで、高速サーキットでは「ロングテール」ボディで戦った。

1970年シーズン、ポルシェ917と908/03は10戦中9勝という圧倒的な強さを見せつけ、ポルシェはメーカー世界選手権タイトルを獲得。さらに同年6月14日、ル・マン24時間耐久レースでポルシェは待望の総合優勝を成し遂げた。

イギリスの専門誌「モータースポーツ」の企画で、世界のモータースポーツ専門家50人が「歴史上もっとも偉大なレーシングカー」に選んだポルシェ917。その総生産台数は65台。1970年と1971年のル・マン優勝車をはじめとする7台が、シュトゥットガルトツッフェンハウゼンに新設されたポルシェミュージアムに展示されている。