ポルシェニュースポルシェ カレラカップ ジャパン 2009 第3戦 (菅生) レースレポート
更新日: 2009年05月16日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2009年シリーズ 第3戦が、5月10日(日) スポーツランド菅生(宮城県)で開催された。
今回はスーパー耐久のサポートレースということもあり、大勢の観衆が見守るなかスタートが切られた決勝レースでは、全車が順調な走りだしを見せ、タイトな1コーナーへ猛然と突入。ここで3番手アウト側スタートの#88塙翔 (A)が、2番手イン側#92中村嘉宏(A)の鼻先をかすめるような絶妙のコーナーリングで、2番手に浮上。トップ#8清水康弘(A)、続いて#88塙(A)、3番手#92中村(A)、その後#9小林賢二(A)、#21一ツ山康(B)、そして#13吉田基良(A)の順で次々とコーナーをクリアしていく。ところがせっかくポジションアップを果たした#88塙(A)は、4コーナーで痛恨のスピン。コース復帰に手間取り、最後尾まで順位を落としてしまった。
その後は大きな混乱もなく全車オープニングラップをクリアしていったが、早くもトップ#8清水(A)は2番手の#92中村(A)に1.6秒ものマージンを築き、引き離しにかかる。何とか付いていきたい#92中村(A)だったが、毎周ジワジワとその差が開いていき、9周目には10秒以上も離されてしまった。
また同じように#92中村(A)の後方#9小林(A)も徐々に遅れ始め、序盤は4番手#21一ツ山(B)までが単独走行、その後方では#13吉田(A)と #16マイケル・キム(B)、#38浜野(B)が接近戦。さらに8番手の#15神取彦一郎(A)から#3世戸竜児(A)、#6中山良明(A)を挟んで、 11番手の#55水谷晃(B)までもバトルを繰り広げるなど、予想されていたとおり世界最速のワンメイクレースにふさわしい、非常に見応えある展開だ。
レースも中盤に差し掛かると、3番手を走行中の#9小林(B)はペースを上げることができず、すぐ後方にいた#21一ツ山(B)、5番手にポジションアップした#16マイケル(B)に追いつかれてしまう。これに#13吉田(A)、#38浜野(B)も加わって、全5台による3位争いへと様相を変えてきた。このバトルは8周目の1コーナーで#13吉田(A)が#16マイケルをパスし、5番手に返り咲くなど、クラスを超えた激しいポジション争いが繰り広げられ、観衆を大いに沸かせていた。またその後方では、最後尾から猛烈に追い上げていた#88塙(A)と、#6中山(A)が9周目の1コーナーで接触、#6中山 (A)はグラベルに捕まってしまい、そのままリタイヤ。#8塙(A)はスローパンクチャーでピットインを強いられ、再びポジションを落としてしまった。
こうしているうちも#8清水(A)は淡々とトップを走り、レース後半にはペースをコントロールする余裕を見せる。#8清水(A)はそのままチェッカーフラッグを潜り抜け優勝し、開幕からの3連勝を勝ち取った。また2位にはおよそ10秒遅れて#92中村(A)。#9小林(A)は、#21一ツ山(B)の追撃を何とか抑えて3位に入った。
クラスBでは、終始クレバーな走りを見せた#21一ツ山(B)が初優勝。2位には#16マイケル(B)、3位には初出場の#38浜野(B)が入った。
総合順位
1位 Aクラス 清水康弘(TEAM ART TASTE)
2位 Aクラス 中村嘉宏(ARTERANA)
3位 Aクラス 小林賢二(TEAM TAKAMIZAWA & KOBAYASHISHIKA)
4位 Bクラス 一ツ山康(HITOTSUYAMA RACING)
5位 Aクラス 吉田基良(PROVA ENGINEERRING)
6位 Bクラス MICHAEL KIM(DIRECTION RACING EVO)
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