ポルシェニュースPCCJ 2010 Rd.2 決勝 in 岡山
更新日: 2010年04月04日
ダブルヘッダー方式のポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)岡山ラウンドは、4月4日に2010シーズン第2戦が開催された。前日に引き続き絶好の快晴となったレース当日は、気温も高く13℃、路面温度19℃と、前日よりもさらに若干高めとなっている。
PCCJではダブルヘッダーの場合、2戦目の決勝グリッドは前日に行なわれた決勝レース中のベストラップによって決定する。今回は、第1戦を1位ゼッケン1清水康弘選手(クラスA)、2位ゼッケン10安岡秀徒選手(クラスA)、3位ゼッケン5高見沢一吉選手(クラスA)、4位ゼッケン9小林賢二選手(クラスA)、5位ゼッケン4林久盛選手(クラスA)の順位でフィニッシュ。
が、第2戦のグリッドは、ポールにゼッケン1清水選手、以下ゼッケン10安岡選手、ゼッケン9小林選手、ゼッケン4林選手、ゼッケン5高見沢選手というグリッド順だ。第1戦でゼッケン5高見沢選手と熾烈な3位バトルを繰り広げ、3番グリッドを手に入れたゼッケン9小林選手は、「トップのふたりについていきたい」と決勝前に気合いも充分。フォーメーションラップを終え、12台すべてのマシンがグリッドに着く。グリーンシグナルが点灯し、いよいよ第2戦の決勝レースがスタートした。
「スタートが鍵」と語っていたゼッケン10安岡選手は抜群の飛び出しを見せるが、それ以上に素晴らしい反応を見せたのがゼッケン1清水選手だった。
スタートにも定評があるディフェンディングチャンピオンは、抜群のダッシュで2位以下を大きく引離す。1周目を終えた段階でゼッケン10安岡選手に2.05秒もの差をつけた。ゼッケン1清水選手の背中を捕らえようと、ゼッケン10安岡選手も3周目にファステストラップを叩き出すが、その差はなかなか縮まらない。
トップ2が淡々とレースを進める一方で、白熱を極めたのがゼッケン9小林選手、ゼッケン4林選手、ゼッケン5高見沢選手による3位争いだ。あらゆるコーナーで、サイド・バイ・サイドを展開。そんな3者によるバトルが決着したのは最終ラップでのこと。
3位をキープしていたゼッケン9小林選手が、パイパーコーナーで一瞬アウト側に膨らむ。
ゼッケン4林選手はそれをが見逃さず3位に浮上。結局、ゼッケン4林選手、ゼッケン9小林選手、ゼッケン5高見沢選手のオーダーでフィニッシュした。
開幕戦に圧倒的なマージンをひとり築き上げたゼッケン1清水選手は、そのままチェッカーフラッグを受け、見事開幕2連勝を達成。「昨日決勝を走りきったことでスタートからフィニッシュまでどんな展開になるのか、しっかり組み立てることができました」と、冷静にレースを分析した。一方、PCCJデビューレースを2回の2位で終えたゼッケン10安岡選手は、「まだタイヤの限界がつかめていない。課題ははきっりしているし、スピードは負けていない。次からは勝負できるはずです」と頼もしいコメント残している。
次戦、PCCJ第3戦はGW真っ只中の5月1日、富士スピードウェイがそのステージだ。レースが今後どんな動きを見せていくのか。今から楽しみだ。
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