ポルシェニュースポルシェが上半期業績を発表
更新日: 2009年04月06日
ポルシェは、2008/09年度の上半期(2008年8月1日から2009年1月31日)に73億4000万ユーロの税引前利益を計上した。前年同期の税引前利益は16億6000万ユーロ。この大幅増の要因としては、現金決済オプションによりポルシェがVW社の株式の取引価格の変動によって得た利益があげられる。この利益は前年度の8億5000万ユーロから68億4000万ユーロへと大幅増。ただし、この利益はVW株式価格に依存するものであり、2008/09年度の決算は、年度末(2009年7月31日)までの株価の動向に左右される。
ポルシェの営業利益は売上高の低下とともに減少しているが、パナメーラおよびカイエンハイブリッドで増加した開発費が組み込まれているにもかかわらず営業利益率は2桁を維持している。
最終的な数字では、ポルシェの上半期の売上高は12.8%減の30億4000万ユーロ、販売台数は、26.7%減の34,266台となった。販売台数の減少に較べ、売上高の減少が緩やかなのは、モデルミックスの変化、つまり全体の販売台数のうち911シリーズが占める割合が増え、ケイマンを含むボクスターシリーズが占める割合が大幅に減少したことが要因となっている。
2008/09年度下半期に向けては、ニューボクスターおよびケイマン、さらにカイエンディーゼルに大きな期待がかかる。これらのモデルは、すでに2009年2月から販売されているが、市場からも良い反応が得られている。
金融市場危機および困難な経済状況下にあるにもかかわらず、ポルシェは2009年3月末日付けで100億ユーロの新たな信用枠契約を結び、これを期限切れとなる借入の返済に充当。さらに、この借入契約に基づいてポルシェが当初計画していた額である、最大25億ユーロを追加調達する権利についてもコンソーシアムの各銀行と合意している。この増額部分については、戦略的目標の達成のため、また将来の必要資本に充てる予定だ。
さらに、ポルシェは世界的に権威のある2つの格付機関から格付けを受ける計画があり、これにより、さらに資金調達能力が向上すると考えられる。
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