ポルシェバカ一代フレッシュタイヤで狙ったが。~21世紀筑波での初レース参戦記~
更新日: 2001年02月14日
3月7日発売のナインイレブン・デイズVol.3の制作に追われていたこともあって、930カップ3日前に慌ててタイヤ屋さんにSタイヤを注文。
タイヤ屋さん曰く、
「通常1週間程納期が掛かるかも」
「……」
もちろん、そんなこた聞かないフリ。
案の定、出発当日の夕方にタイヤ屋さんに無事Sタイヤは到着した。
出発当日の昼すぎにメンテナンス工場で、エンジンオイルとミッションオイル交換。その足で、メーカーから到着したばかりのSタイヤへの付け替えだ。930カップの準備は、時間がなかったわりには、段取り良しでスムーズに事が運んで、まずは満足。
で、いよいよ出発!
11日のAM1:00に編集部集合。ちびっと集合時間に遅れるが、ま、これもいつものこと。
連日連夜の残業により、売れっ子アイドル並みの睡眠時間が続く締め切り間際の編集部の中で、1番の元気モノめみたを従えて、片道500キロのロングドライブ。
二人とも睡魔に襲われて意識朦朧とする中、AM5:00すぎに筑波サーキット最寄のインター、常磐道谷和原IC下車。順調にというか、なぜかというか、予想よりもかなり早く現地に到着してしまった(おかげで、列の一番アタマに並べたんだが……)。とにかく「名古屋筑波間最短時間記録更新」なことは間違いない。しかし、途中二人とも意識&記憶喪失のため、何キロで巡航して来た出かは失念。
いよいよ930カップ本番。
練習走行が、AM8:30ぐらいから始まる。
新品タイヤとLSDと相談しながら徐々にいこうと思っていたのだが、これが走り出したら調子いいのなんのって。ついペースを上げて走っちゃいました。なにせBSご自慢のRE540Sのフレッシュタイヤ履いてますからね。ATSのLSDとみごとにマッチングして、とにかく気持ち良く周回がこなせる。こりゃいい。
これは上位入賞、もしかしたら優勝かな。ぐふふ。と、密かに思ったのもこの時だ。
AM10:00すぎから予選開始。
とにかく列の一番前ということもあり、一番乗りでコースイン。
思い通りのクリアラップが刻めたため、予選結果5位の1分08秒490。25台中5位の好成績。おほん(自慢の咳払い)。スターティンググリッドも、有利な右側の好位置をゲットできた。早起きは、いや速走りは3文の得である。
好成績に満足して、決勝スタートを待つ2時間の間にあろうことか眠気がやって来た。
しかしそこは、いつもの苦手なスタートのことを考えたり、930カップ参加者の皆さんと楽しく会話をしたりして、なんとか眠気を追いやることに成功した。
そして、いよいよ決勝。
930カップの予選中や他の予選中時のオイル漏れの処理や、コースアウトした車両の運び出しなどにより、決勝スタートは時間が押した。コンセントレーションが乱れないよう、そして眠気が襲ってこないよう、スタートのことをイメージするように努めた。
さて、PM12:30。決勝のスタートだ。
今回は、アイドリングスタートでお茶を逃がすのもなんだかなと思い、4000回転ミートを志す。しかし、志し半ばで予選1位の菅野選手の930ターボがシグナルがグリーンになっても止まったまま。うおっ、目の前がターボのデカ尻!
あぶないィィィっ!!
思わずアクセルを戻すと、右や左から後方車両が僕をゴボウ抜きして行った。
ああ、やってしまった……。いつもと同じになっちゃった……。
それでも、レース途中からの小関選手のCR3.4とのバトルは非常に楽しかった。サーキット運動会としては、我ながらけっこう面白いバトルになったと思うのだが、見ていたみなさんどうでしたか? 小関選手には後ろからプレッシャーを与え続け、ミスを誘って抜かさせていただきました。ごっつぁんです。
終わってみれば、総合6位、クラス5位の結果。ま、これはこれで大いに満足ではあるが、仮題もできた。次の4月21日に向けて、ロケットスタートの練習をしなければ……。
次は、やっちゃるぜ!
PS
小谷野さん初優勝おめでとうございます!
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