ポルシェバカ一代オレンジ号よ、達者でな。

更新日: 2002年05月01日

8年付き合ったオレンジ号と別れを告げた日比野の鎮魂エッセイ。
涙を流しながら読んでください、ナンテ。

　僕の手元から、オレンジ号が去っていった。なんだが虚しい気もするが、新しいクルマを物色するのも楽しい気がする。ただ10年間、いつもポルシェが身近にあり、少ない休みの日は自分のポルシェをさわったり走らせたりしていた。年中ポルシェに携わっていた。オレンジ号が去ってからこの１ヶ月間、自分名義のポルシェがないだけである。しかし、嗚呼虚しい。

　個人売買欄に掲載したり、このコーナーに登場したりしてほんとうに多数のお問い合せをいただいた。問い合せてくださったみなさん、ありがとうございました。結局、本誌7号発売日間もなくご連絡いただいた東北のＡさんの元へ、オレンジ号は嫁いでいきました。

　写真は、東京駅ハトバス乗り場近くの路上パーキングでのもので、現オレンジ号オーナーのＡさんと待ち合わせをし、お渡しした時の記念撮影です。

　当日は、Ａさんと親戚の方でいらっしゃいました。親戚の方は、SCをお乗りだそうです。

　新しいオーナーのＡさんは、以前サニーなどでレースをしていた使い手。きっと、オレンジ号で930Cupなどにも参戦してくれることでしょう。

　活躍を楽しみにしています。