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ポルセキ新聞クレストお絵かきバトル生沢徹編（元レーシングドライバー）

更新日: 2010年10月13日

【関】ほんッッッ……とにひっさしぶりのお絵かきバトルです。みなさん、もうこのコーナーがあったことを忘れちゃったんじゃないでしょうか。どっこい、まだまだしぶとく生きておりまっせ～～。

　でもって、久しぶりのお絵かきバトルの挑戦者は、ビッグなこのお方。生沢徹さんです。

　往年のポルシェファンならみなさんご存知でしょうが、生沢さんは「スカイライン伝説」を作られたご本人。「スカイライン伝説」とは、昭和39年の第2回日本グランプリではワークスカーのプリンス・スカイラインGTを駆り、プライベーター参加の式場壮吉さんが走らせるポルシェ904を抜いたというアレです。

　第3回、第4回日本グランプリでは、打って変わってプライベーターのポルシェ906で参戦。ワークス日産R380勢を向こうにまわし、第4回では優勝を遂げています。第5回では、同じくプライベーターとして910で参戦。ワークス日産R381相手に総合2位に輝いています。

　ポルシェとの繋がりは深く、昭和43年に行われたFIA世界マニュファクチャラーズ選手権のワトキンスグレン6時間には、ポルシェワークスチームから908で参戦し、6位（チーム最上位）フィニッシュ。ようするに、生沢さんは日本唯一のポルシェワークスドライバーなわけです。今後もポルシェワークスドライバーが日本から輩出される可能性が低い以上、もしかしたら最初で最後のポルシェワークスドライバーかも。

　そのほかにも、昭和46年の富士グランチャンピオンシリーズに917で参戦、昭和55年のル・マン24時間にはクレーマー935K3で戦っています。

　と、前置きがヒジョーに長くなりましたが、お待ちかねのクレストバトルの開始です。カ～ン！（ゴングのなる音）　では、生沢さん、お絵かきのほどを。

　生沢さんは、「うむ」といった感じでペンを取ると、ノートにスイ～スイ～とクレストの輪郭を描きます。これはまさにクレストのカタチ。おお！　さすが!!　と思ったのも束の間、「あ、書き直し」ですって。新しいページをめくると、再度スイ～スイ～とさっきとまったく同じ輪郭を描いて、今度は納得。おもむろに“PORSCHE”の文字を書き入れます。つづりも間違っておりません。スバラシイ。

　よどみのない筆さばきでクレストの真ん中辺りに、グニョグニョとなにやら描いていきます。動物とは思えないこのカタチは、もしやドイツの地図ですね！　と言おうとしたら、「これ馬ね」と。ハイ……。

　そして、すぐさまその下に“STUTTGART”の文字を書かれました。これはスゴイ！　つづりは正解ですが、位置がちょっと違います。本物は馬の上です。実に惜しい。馬と“STUTTGART”をキュキュとペンで囲んで、ここで「ううむ」とペンが止まりました。

　クレストの右上と左下に、斜めに線をシュッシュッ。ううむ、とさらにひとしきり悩んだ後に左上と右下に、なにか幾何学模様的なものを描いてお絵かき終了。例の幾何学模様は、ご本人曰く「なんか紋章みたいなもの」とのこと。雰囲気だけは分かりますデス。

　さて、クレストの出来栄えですが、ところどころ違いはあるものの、さすが生沢さん、ものすごくいい勘をしていらっしゃる。これは久々の高得点!!　クレストのデキからすれば、90点の元ポルシェ・ワークスドライバーのユルゲン・バルトさんよりもちょっと上。でも、92点のポルシェジャパン広報部の荒瀬さんよりもちょっと下かな。ということで、僭越ながら91点とさせていただきます！

クレストお絵書き指数(100ポイント満点)／91ポイント

クレストお絵書きランキング
順位	名前	ポイント

1	チームエムズ水本監督	95

2	麻宮騎亜	94

3	ポルシェジャパン広報部荒瀬大雅	92

4	生沢徹	91

5	ユルゲン・バルト	90

6	山口宗久	85

7	編集部日比野	60

8	Yメカ	55

9	山田正昭	50

10	河口まなぶ	45

11	羽根幸浩	40

12	吉田匠	30

13	織戸学	22

14	中谷明彦	20

15	オラフ・マンタイ	19

16	ドン小西	18

17	編集部関	10

18	MJブロンディ（元清水草一）	9

19	田嶋栄一	8

20	910レーシング安永監督	7

21	森野恭行	5

22	砂子塾長	4.6

23	松田秀士	4.5

24	木下みつひろ	4.4

25	片山右京	4.3

26	加納典明	4.2

27	飯田章	4

28	余郷敦	3

ノーカウント	佐藤久実

棄権	大井貴之

番外	turner