ポルセキ新聞読者細野さんのポルシェドレスアップへの道その30. どっしぇ～、NEW RSZクラッシュ！

更新日: 2004年02月02日

サーキット走行に目覚めた細野さんは、NEW RSZとともに仙台はSUGOサーキットまで遠征に出かけました。行きはよいよいだったのですが、SUGOで待ち受けていたものは、な、なんとクラッシュだったのです。

細野正人（ほそのまさひと）
60年生まれの43歳。東京都中野区在住。渋谷の恵比寿で、コンピューターのソフト開発をしている会社を経営。根っからの東京っ子。奥さんと二人暮しで子供はいない。ポルシェを買ったのは、RSZへと進化させた96年式993カレラTipが初めて。最近、“走り”にも目覚めた!?

　11月22日、SUGOの走行会に参加させていただきました。今回は仙台。この歳になると日帰りはきついので、この際前泊で。朝7時に集合とおうことなので、SUGO内のホテルに宿泊しました。

　金曜日仕事が終わってから、SUGOに家内と二人で向かいました。夜遅かったため、夕食が取れなかったので「仙台名物の牛タン」を食べに、仙台駅まで一気に。仙台に着いたのが、午後10時ごろでしたので、慌てて有名な「牛タン屋」さんを、地元の方にたずねました。が、ほとんどの店がラストオーダーと仙台の夜は早かったです。ホテルに着いたのは、もうPM11:30頃になっていました。せっかく早く来たのに、テレビを観たり、シャワーを浴びたりで、結局寝たのはAM2:00を過ぎてしまいました。

　モーニングコールはAM5:30。ヤバ！　後3時間しか寝れなかった！

和やかなドラミ風景

　ホテルからレーシングスーツで会計を済まして、急いでパドックへ。SUGOは初めて来るので、道も分からず、またこれが広いため、たどり着くのが大変！　辻師匠は私より先にピットに到着されていました……。ここでも遅刻か……。

　天気は少し雪混じりの雨。気温4度。路面もタイヤもかなり冷えています。また、前日ビデオでコースを確認しただけでしたが、実際見てみるとコース幅が狭いけれど結構走りやすそう。台数も少ないので楽しめそうです！　私はSUGOが初めてなので、ドラミ（ドライバーズミーティング)を真剣に。他の参加者の方々は、ほとんど経験者。今回はなぜか996が多く、それもGT2やGT3など。ヤバイ雰囲気。ドラミも終わり、そろそろ走行スタートです。今回は4時間もたっぷり走れるので、準備はのんびりしたものです。

　ここまでは、これから起こる恐怖に私も全く気がつきませんでした。

走行前、パドックに佇むNEW RSZ。この後、災難が待ち受けているとは……

走行前にセッティングを施す辻師匠

　車高調の減衰を、辻師匠がSUGO用にセッティング。さらに空気圧の調整も。さーて、それでは朝一の走行行ってきま～す！

クラッシュした後、辻師匠、一緒に走ったNEZUさんによりテープぐるぐる巻きにされたNEW RSZ。左のリアランプ。よく見るとなかなか力作です、ってちょっと不謹慎か

　SUGOは国際サーキットのくせに、P-LAPやサーキットカウンター(既製品の)が作動しません。筑波サーキット1000でも使えるのに、信じられない！　帰って来てから事務局に連絡していってやりました！　「動くようにせい！」と。

　ということは実はどうでもよく、ついにやっちゃいました！　いきなり2周目で。NEW RSZのお尻ちゃんが滑り、ガードレールに……。全然スピードを出していなかったので、なぜ滑ったのか自分では分かりませんでした。辻師匠曰く、路面温度がまだ低かったのと、タイヤが冷えていた、小雪混じりの雨が降っていた、など。

リアバンパーを外すと、マフラー系の取り回しのダメージが分かる

左のマフラーエンドは加工、交換することになったそうだ

たしかにエンジンが丸見え状態

　ブツかったあとのNEW RSZを見てみると、リアウイングがどこにもない。さらに左リアのライト類がない！　といろいろ考えつつも、とりあえずまだ2周しか走っていないので、こんなことでやめるわけにもいかず、辻師匠がガムテープでグルグル巻きにして走れる状態にしてくれました。また、よく見ていただくと分かるのですが、ライトの部分は、一緒に走ったNEZUさんが赤のガムテープで作ってくれました。フードがどこかへ飛んで行ってしまったため、エンジンも丸出し。これもまた、テーピングで臨時のエンジンフードを作りました。

　それから3時間半この状況で走りました。