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ポルセキ新聞ポルシェ写真DEしりとり「手助け無用」

更新日: 2013年06月11日

【関】みなさん、こんにちは！　しりとりの時間がやってまいりましたデス。

　ええと、いきなりでアレなんですけど、ワタシャ、『ポルセキ』内や『911DAYS』でも言っておりますが、991カレラ4系のMTから採用されたシフトダウン時の「自動ブリッピング機構」、本当に必要なんでしょうか、と。つまり……。

　助太刀はいらぬ。
「手助け無用」でござる。

　コーフンしてお侍さんみたいになってしまいましたが、ワタシャ、常々そう思っております。

　で、この間、新型ケイマンのMTにホンの少しだけ試乗する機会がありました。実は、新型ケイマンにも、この「自動ブリッピング機構」が付いております。ワタシはこれ幸いと、この「世話焼き機構」がいったいどんなものかを試すことにしました。いざ！

　バッヒョ～ン！　と底抜けに気持ちよく走るケイマンMT。いやァ、速いし軽快。Yesッ！　これはマジで楽しい。しか～しですね。付いているはずの肝心の「世話焼き機構」は、いくらシフトダウンしても、ワタシに世話を焼いてくれない。ワタシが常日頃から、そんなものはいらん、と言ってるもんだからヘソ曲げちゃって手助けしてくれないのか。まさか。なにせ自分でヒール&トゥしてやらないと、シフトダウン時にギクシャクしちゃう。

　これって、ええと、どういうこと？　

　結局、短い試乗時間では手助けしてもらえず、ウソだろ～、と頭を抱えつつそのまま終わったのでした。マジかて。

　あとからポルシェジャパンに聞いたところ、なんと「スポーツクロノ・プラス」モードにしないと、手助けしてくれないようで。って、しっかり取扱説明書を読めよ！　ワタシ!!　このおっちょこちょいめ！

　でも、これには言い訳があります。言い訳させて。ポルシェジャパンの説明によれば、「速く走るため」の機構はすべて「スポーツクロノ・プラス」モードになっている、と。ワタシもそれは重々知っております。ということはつまり、「自動ブリッピング機構」も「速く走るためのもの」ということですね。なるへそ。しかし、ワタシャ、ここで思いっきり誤解していたわけです。「自動ブリッピング機構」は未熟な運転を手助けするものとハナから思い込んでいたもんで。当然「ノーマル」モードで手助けをしてくれると勘違いしていたんです。

　聞くところによれば、この「世話焼き機構」は速度とギアに合わせて必要な分だけ「自動ブリッピング」をしてくれるスグレモノだとか。ただ、それをスムーズに走らせるには、「自動ブリッピング」に合わせたシフトダウンをしなくちゃならないようで。ようは、機械が主役の「自動ブリッピング」用シフトダウンを習得する必要がある、と。……ううむ、ううむ、むむむのむ。

　となると、やはり……。

　助太刀はいらぬ。
「手助け無用」ナリ。

　やっぱりどうせギクシャクすることがあるなら、誰の手助けもない状態でギクシャクしたい。自由と平和を愛するワタシはそう思うわけです。Love & Peace。イエイ。

　ということで、今回は「手助け無用」。次回は「う」でござる。