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ポルセキ新聞タルガ万歳その103.タルガのエンジンに異常発生!?

更新日: 2008年12月16日

【関】実は「その101」「その102」と続けてきた『タルガ、JAFに救われる』には後日談がありまして。そう、あれはタルガをショップに置いて帰った翌日の夜。

　RRRRR……。

　携帯の画面を見ると、ショップの名前。おお、もうできたのね！　そう思いました。

　というのは、オイルプレッシャースイッチの在庫はなかったものの、ショップがポルシェセンターに問い合わせたところ、国内在庫があるとのこと。で、翌日には直るよ、と言われていたからでした。しかし、電話に出るとなんか様子がおかしい。

　曰く「オイルプレッシャースイッチは直ったんだけど、エンジンから微かに異音がしているようだ」と。

　ウソォォォォォォォ！

　さらに、「もしかしたらインターミディエイトシャフト周辺のゴニョゴニョゴニョ……」。

　ワタシ、『インターミディエイトシャフト』という言葉を聞いたあたりですっかり気が動転して、その後ちゃんと内容を聞き取れませんでした。なんとか気を取り直してもう一度聞いてみると、「確実とは言えないんだけど、インターミディエイトあたりが怪しいね。一回エンジンを開けてみないと、詳しくは分からないんだけどさ」という診断。仮にそうだとしたら、100～200万円の出費となります。ヒャクマンエン、ニヒャクマンエン、ヒャクマンエン、ニヒャクマンエン。頭の中で修理代がリフレインしています。

　く……、と声とも息とも取れない音を発して、ワタシは絶命、いや絶句しました。

　悶々とした一夜を過ごしたワタシは、その次の日の夕方、ショップへと向かいました。不治の病の宣告を受ける患者のごとく、これ以上ない神妙な面持ちと心持ちで。

　そして、恐る恐る話を聞くことに。
　……で、どうなんでしょう？　ワタシのタルガの具合は？

「ああ、ええと、今日リフトアップして、どこから音がしているか細かく探ったら、どうやらインターミディエイトシャフトからの音じゃないね。場所が違うもん。昨日はエンジンの上側から聞いていたから、もしかしたらそうかもしれんと思ったけど」

　!!　ほ、本当!?

「うん。たぶん、チェーンテンショナーの不具合だね。ま、ひどい音じゃないから、このまま乗っていてもすぐにどうなるものじゃないと思うよ。アクセルを戻したときに、ガラガラという音がしたら修理だけど。まだそんなこともなさそうだし」

　ほぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………………。

　深い深～～い安堵の溜め息の後、じわじわと喜びが溢れてきました。

　ヤ、ヤ、ヤッタァァァァァァァァッ！　いや、本当はぜんぜんヤッタじゃないんだけど、原因がチェーンテンショナーの不具合で、しかも今すぐ修理する必要がないなら、お小遣いを貯めて近い将来なんとか修理できるもん。ああ、よかったよォ。一昼夜で天国と地獄を見ました、ワタシ。

「あ、それからデスビのブッシュにガタがあるから、そのときついでにそれも直した方がいいだろうね」

　とのお言葉。はい、そうしますです。

「試運転してみたんだけど、調子いいよねこのクルマ。オイル漏れもないし。クラッチもまだ5000kmは大丈夫なんじゃないの」

　と、クラッチまで当面のお墨付きをいただいちゃいました。それにしても、この前の車検のときに微かな微かなオイル漏れが発見されたんだけど、あれはなんだったんだろ。機械に自然治癒なんてあんのかな。ま、オイル漏れがないってんだから、ありがたくよしとしとこ。それからウレシイのは、タルガを買ったときに余命5000kmだったクラッチは、現在はるかにそれを超えてなお5000km以上大丈夫だろうなんて、ああ奇跡。これもすべて、毎度の超なめくじ発進のおかげです。がんばってるね、ワタシ。エヘヘ。