ポルセキ新聞タルガ万歳その145.問題なしのドアオープナーをなぜか交換

更新日: 2009年12月18日

【関】旧めのポルシェに乗っていらっしゃる方は、いつも愛車のどこかに気になる部分がきっとあるんじゃないかと思います。ワタシはいつもどこかに「ううむ」と思う部分があります。と言っても、基本的に大したことじゃないんで、ときには片目をつむったり寝たふりをしたりして、それに気づかないフリをしているわけです。しかし、なまじいつも気にしない素振りをしているもんだから、いざとなったとき、ハテ？　というようなことが起こるわけで。

　そう、あれは911DAYS Vol.38のロケのため、4時起きして朝も早よから東京にクルマで向かったあの日のこと。いやァ、天気予報ってエライですなァ。言ってた通り、台風が東京に大接近してきましたから。おかげで見事な豪雨。ザ～～、だって。悲し。

　東名高速を疾走中、やっぱこりゃロケどころじゃねェな、ということでその日のロケを泣く泣く数日延期しました。しかし、翌日も東京方面で別のロケが入っているため、911DAYS編集部のある名古屋へ帰るわけにもいかず、雨の降りしきるその日一日やることがナッシング。ボケェ～としていてもナンなんで、ならばってことで、ポルシェ屋さんに遊びに行くことにしました。

　コンチハ～～と入った店内でいきなり視界に飛び込んできたのが、964までのインナードアオープナーの新品パーツでした。それを見た私の脳が、お！　と鋭く反応しましたね。

　というのは、ずいぶん前からタルガの片方のインナードアオープナーがグラグラになっていたんです。しかし、なまじいつも気にしないフリをしていたもんだから、それが運転席だったのか助手席だったのかを覚えていない。左右で違うパーツだし、ふたつ買っていくのもナンだし、ここは論理的に犯人、いやグラグラの方をあぶりだすことに。

　ショップに目下のグラグラ状況を説明したところ、「オープナーを支持する棒を通す穴が折れているかも」と。ほう、そういうことね。いや、元々買いに来るつもりなら現物で状況を把握してくるんですけど、見て見ぬフリのワタシは、なんでグラグラなのかも確認していなかった。これはイケマセヌ、深く反省。それはともかく、仮に折れてるとしたら、当然プラスチックが疲労ポッキリということだから……。ハハ～ン、こいつァ運転席側だな、と。使用頻度からいっても、助手席の可能性は低いぜ！　間違いねェ!!!　と鼻息荒く運転席側を買ってきたんですね。

　翌日から数本のロケを済ませ、久々に帰宅したその日の夜中。焦る気持ちを抑えつつパーツを握り締めガレージへ！　そしたら、ンNoooooooooooォォ～～～!!!!　グラグラは助手席側だったのね。……ガックリ。

追伸
コホン。とはいえ、もったいないので、後日運転席側を取り替えました。当たり前ですな。いやいや、やっぱり新品は気持ちイイですねェ。大満足。しかァし！　不思議なことに、助手席側のインナーハンドルを買っていないのに、グラグラだった助手席側も直ったんです。その答えは、ちょいと先になりますが、来年3月5日発売の911DAYS Vol.39で。