ポルセキ新聞タルガ万歳その194.原因はデスビなのか!?　の続き

更新日: 2011年02月25日

【関】ええと、ワタクシ、すっかりボケておりまして、「その191」でタルガの回転落ち不具合を解消するために、デスビのグリスアップ作業を行ったことを書きました。しかし、その続きを書くことをすっかり忘れておったんですね。ナハハ。読者の方からの「その後どうなったの？」というメールをいただき、ハッと我に返ったような塩梅でして。

ということで、さっそく参りましょう。「その191」で書きました、「デスビを外して分解したら。およ？　およよ？　およよのお？」とはナンだったのか、であります。

　ま、正確には、取り外して分解する前に、「およよのお？」だったんですけど。

デスビ、バラバラ。シャフト、カタカタ

　果たして、エンジンから取り出したるデスビ。そこに山があるから登るのさ、と言ったのは登山家のジョージ・マロリーですが、そこにデスビ単体がある場合、ヒトはシャフトをクルクル回してみたくなるんですね。で、クルクルクルクルとゴキゲンに回してみて、「およよのお？」となったわけです。

　クルクルとスムーズにシャフトが回る一方で、なんか動きがおかしい。あろうことかシャフトが縦方向にもカタカタと。いやそんなまさか。気のせいだよなと思いつつ、シャフトをクイと引っ張るとカタ。押してまた引くとカタカタ。カタカタカタカタカタカタカタカタ。って、コンチクショーめ！　これは明らかにイケナイ動き。ヒ～～ン。

　泣いてばかりいても仕方ないので、現実を見つめてガタつきを計ってみたら、0.8㎜もありました。エヘ。正常なら、ほとんど縦には動かないはずです。

シャフトのガタつきを直すべく、テキトーな鉄製のワッシャを現物合わせで削ります

ちょうどいい塩梅に削って、デスビにそ～ちゃくッ！

　分解してみると、デスビにはクリアランス調整用の4枚のワッシャがあり、そのほかにも砕けたワッシャが出てきました。これが壊れたせいで、デスビにガタつきが出たんでしょう。本来ならデスビ本体を交換せねばらなんのですが、なんせワタシャ、さっき新品のデスビキャップとローターを買ったばっかですけん。それが無になるだけでなく、デスビ本体お買い上げとなると、目ン玉飛び出るぐらいベリーエクスペンシブ！　なんとかならんもんかと悶絶したあげく、0.8㎜のガタつきを埋めるワッシャを自作することにいたしました。アルミだとデスビが回転しているうちに削れてしまいますので、テキトーな鉄製のワッシャを現物合わせで削って装着！　クリアランスもちょうどいいし、どうだまいったか！　この詳しい内容は、3月7日発売の『911DAYS』Vol.43で。