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ポルセキ新聞タルガ万歳その243.日本クラシックカーラリー2012葛城参加！　前編

更新日: 2012年09月25日

【関】「やっぱ雨降ってんじゃん……」

　朝4時に起きて窓の外を少し開けると、聞こえてくるのは真っ暗な市街地にそぼ降る雨の音。

　朝4時に起きたのは、ほかでもありません。この日は、日本クラシックカーラリー2012葛城の本番当日。ワタシはタルガに乗って、奈良県葛城市にある集合場所＆スタート地点へ、朝8時までに行かなければならないんです。

　しっかし、その日の天気予報は、週間天気予報でのお知らせ期間中一貫して、「晴れ！」となっておりました。その雲行きが怪しくなったのは、開催前日の9月22日の土曜日。開催当日の日曜日だけ「雨だよ」、にいつの間にかすり替わっておりました。マジかて!?

　無情な「雨」の天気予報ではありますが、日本クラシックカーラリーに参加する車両はピッカピカのチッカチカのものばかりのはず。いくら雨が降って汚れようとも、みんなめちゃくちゃ綺麗に仕上げてあるに違いありません。ワタシはタルガに恥をかかせてなるまじと、土曜日に念を入れて渾身の洗車を行いました。汗だくだく。もちろん、「晴れ」になることを猛烈に信じて、であります。ただ、念のため、再度ガラス内側には曇り止めを、外側にはレインXを塗りまくっておきました。

　テルテル坊主を2個チビに作ってもらい、窓にそれを吊るして早めの就寝。……ピコピコピコピコ、という目覚まし時計の音に起こされて、眠い目をこすりつつ、冒頭の嘆きとあいなりました。ガックリ。

　さて、コドライバーを務める編集部根賀と合流し、一路奈良県葛城市へ。雨がざんざん降る真っ暗な高速道路を西進しているとき、ハッと大事なことに気づきました。編集部根賀がとんでもない雨男だということにです。仕事だろうがプライベートだろうが、大事な局面で必ず、絶対、パーフェクトに雨を降らせるこの男、のん気にナビシートでウトウトしております。ううむ、コヤツのせいだったのね。

ゼッケンを貼ったタルガの雄姿。ここがスタート地点であり、ゴール地点でもあります。雨というのが、残念！　お隣はカウンタック！

　二度ほど道を間違えて雨の中到着したのは、葛城市の会場。見渡せば、そこにいるわいるわ珍しい国内外のクルマたちが。ポルシェの古いところでは、356Cカブリオレのほか、904カレラGTSもいるもんね。スゲ。そのほか、レギュレーションで新しいポルシェも参加可能なので、997GT3RSという激速マシンなども顔を揃えております。タルガはその末席に加えていただきました。

　ブリーフィングを終えて、いざスタートとあいなりますが、続きは後編で。