ポルセキ新聞タルガ万歳その264.エンジン回転が落ち～ひんがな！

更新日: 2013年04月20日

【関】みなさん、こんにちは！　陽気も良くなってきて、みなさんせっせとポルシェでのドライブに勤しんでいらっしゃると思います。ワタシも、サーモスタットのパッキンをピッチピチの新品君に交換して、キブン晴れやかナリ、ということで、ドライブを楽しもうとムフフと思っておりました。

　が、しかし、サーモスタットのパッキンを交換してからというもの、タルガの調子がオカシイ。正しく言えば、エンジンの回転落ちが悪い。先生の教えに忠実な4000rpm以上のヤル気ドライビングをすると、クラッチを切ってもアイドリングまでエンジン回転が下がってこない。頼んでもないのに、2000rpm前後で勝手にエンジン回転をキープしちまいやがる。

　想像してみてください。
　ワタシは基本4000rpm以上で街を走っております。当然、街行くオバサンの軽自動車をギンギンにブチ抜きまくる。しかし、なんでかいつも信号の繋がりが悪く、その先の赤信号でギュギュギュッと停車するハメになるわけです。チクショ。そこに、先ほどのオバサンがおっとりと追いついて来て横に並びます。

　そのとき、止まっているタルガはといいますと……。

　2000rpmぐらいで唸っている。
　
　言わば、ライオンがこちらを睨んでガルルルと唸っているイメージ。そりゃ横に並んだオバサンは、意地でもこっちを見ませんわな。そのくせ、青信号になると、オバサンに先行されるほどやたらと遅い“なめくじアイドリングスタート”。そのままゆっくり走ってりゃいいものを、そこから猛然とダッシュして先行したオバサンをブチ抜いた後、またその先の信号が赤になってグォォォと急停止、と。

　オバサン、きっとこうツッコんでいることでしょう。

　なにがやりたいねん！　と。

　そんなことを繰り返していると頭のおかしなヒトだと思われそうなんで、赤信号で止まっているときに、オバンサンに気を使って2000rpm付近で唸っていたエンジンを切ってやりました。街に訪れる静寂。

　オバサン、そのときだけ、ギョッとした顔でこちらを見たもんです。

「あ、死んだ」

　と思ったんでしょうね。あの顔は。なんか知らないけど、路上で騒々しい黒い車の息の根が止まった、と。

　ああ、悲し。

　え、実は、このアイドリング不調の原因は分かっております。

　サーモスタットのパッキンを替えるときに、本来ならエアフィルターとエアマスを外せば手探りで作業はできるんです。それは、パッキンの状況を確認したときに、一度試しているんで間違いない。でも、今回は作業しているところの写真を撮るために、インマニなんかの補機類をすべて外して作業をしました。ようは、それらパーツを組み直すときになんらかのミスがあったに違いない。おそらく、ブレーキのバキュームのホースが割れたか、バンド系統がきちんと締まっていないか、インマニの固定ボルトが緩んでいるか、アイドリングスタビライザーの不調か、といった辺りでしょう。症状的にも、エア吸いの可能性が高い。いずれにせよ、そう大した問題ではないはず。

　DIYでやっておりますので、こういうこともあるわけです。カッコワル。エヘヘ。