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ポルセキ新聞タルガ万歳その268.上からのオイル漏れは直っていた。するってェと……

更新日: 2013年05月31日

【関】オイルが漏れるのはオイルが入ってる証拠だゼェ！

　と、少々ヤケっぱち気味に叫んだところで、山田ガレージへ行こ行こ。
　まずはオイルがどこから漏れているか特定しないことには、話が進まんもん。

　しかし、ガレージを出発してすぐにカメラを忘れたことに気付き、ご近所を一周してまたガレージへ。で、仕切り直しでタルガに乗り込もうとしたら、背中から「おう！」と言う威勢のいい声。声の主は近所の70代半ばのおっちゃんです。その昔、930ターボ3.0に乗っていたというこのおっちゃんは、同じビッグバンパーのタルガが気になるようで、いつもタルガを前にワタシと立ち話をしております。ポルシェ井戸端会議の主要メンバー。

「さっき走り出したとき、いつもとエンジン音が違ったような気がしたけどなァ、どうだ？」
　だって。Whatッ!!!　おっちゃん、やぶからぼうに聞き捨てならんことを言い出したじゃん！　マジかて!!!!
「いいから、エンジン音、聞いてみ」
　おっちゃん、ジャッキー・チェンのカンフー映画のお師匠さんみたいな口調で、こちらにゆらゆら近づいてくる。
　慌ててジャッキーは、じゃなくてワタシは、エンジンをかけてリアへ。
　ドドドドドドドド……！
　アイドリングするタルガ。目を瞑り耳をそばだてるワタシ。落ち着け、落ち着け。集中、集中。

　ふうむ、なるほど、……こいつァ、……いつもとおんなじやんけ！

「そうかァ?　いつもよりもうるさかったような気がするゾ」と、おっちゃんは頑なに言い張るんだけど、まるっきりいつも通りだっての。オイオイ、まさかボケたんじゃ？　心なしか瞳孔開いているような気もするし。いやいや、きっと天気がいいんで、おっちゃん、部屋の窓を開けていただけだと思うんだよね。で、久しぶりにガラス越しではなく、直にタルガのエンジン音を聞いた、と。そりゃ、いつもよりうるさいって。
　しっかし、いろんな意味でワタシを不安にさせるようなこと言わんといてちょ。心臓に悪いから。

　……と、前置きがかな～り長くなったけど、その後おっちゃんの話をテキトーに切り上げ、ようやく山田ガレージへGo！

内視鏡のようなカメラで現場確認。エンジン上部のオイル漏れは完璧に直っとります！

でも、やっぱりカメラだけじゃなんか心配なんで、鏡を使っても確認。やはりオイル漏れは見つからず。エンジン上部からのオイル漏れ完治!!!

　マッハで山田ガレージに着き、最初にしたことは、医者の内視鏡のようなカメラでサーモスタット、オイルプレッシャースイッチ辺りを覗いて見ること。ようはエンジン上側の、この前直したところのチェック。エアフィルターとか外せば鏡で目視できるんだけど、メンドーだもんで。問題があったり、よく分からなければ外せばいい。

　カメラをエンジン上部奥へグイグイグイ。
　パソコンの画面には、逐一エンジン上部の状況が映し出されております。まさに内視鏡。
　ううむ、ここじゃないな、こっちかな、とか言いながらカメラを進めていくと、次第に現場が見えてきました。どれどれ……。

　ほほう、これは！

　カラッカラのカラ。オイルの「オ」の字も見当たりません。しかし、念のため、補機類の間から鏡を入れて覗いて見たけど、やっぱりカラッカラのカラ。つまり、この前やったサーモスタットのパッキン交換は大成功！　というわけです。Ye～～～sッ！　そうこなくっちゃ!!　

犬のオシッコのようにタルガをジャッキアップ！

下に潜ってオイル漏れ箇所を再度確認。エンジン上部からのオイル漏れではないとすると、この位置だとクランクシールからが一番アヤシイ。直すにはエンジンを降ろさないとあきません。ヤメて

　いや、待てよ、となるとオイル漏れがほかにもあるってことで……。

　そこから、タルガを犬が電柱にオシッコするような感じにジャッキアップ。下に潜って目視チェックをしました。ううむ、やっぱりどう見積もってもこれはオイルだな。オイル漏れ。当たり前だけど。場所からすると、クランクシールがもっともアヤシイ。直すには、エンジンを降ろしてエッチラホッチラという大掛かりな作業をしなくてはならないわけで。って、No～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ッ!!!!!!!!!!

　とりあえず、エンジン下のオイルをパーツクリーナーで綺麗に落として様子見です。ハイ