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ポルセキ新聞タルガ万歳その347.あ!?　エンジンが……

更新日: 2016年09月29日

【関】今年の秋はなんかおかしい。
　なんせ名古屋は雨ばっかだもん。ほとんど1ヶ月雨。梅雨でもこんなに雨ばっかじゃないぞ。
　こうなるとわざわざタルガにゃ乗りたくないわけです。雨の中、走りたくないかんね。

　でも、エンジンだけはかけたい。エンジン音が聴きたい。
　ということで、雨がザーザー降るその日。正確には、鈴鹿のラッシュ3時間耐久の翌日。つまり、台風がやってくる目前のその日。我慢できずにガレージのシャッターを開け、エンジンをかけましたですよ。

　クイ（キーを捻る音）。…キュ、ドドーン、ドドドドド……。
　タルガがいつものように元気よく目覚めました。
　ああ、いい音。

　そう思っていたら、ドドッド…ド、ド、ド……ドッド……ドドド……。

　不整脈つーか、いかにも心配になる不安定なアイドリング。
　これは、以前デスビに問題があったときに出た症状に近い。デスビでも、キャップとローター交換ぐらいならまだいいけど、本体ご臨終ともなるとブツが本国欠品のようなので、イコール走行不可、と。

　Nooooooooooooooooooooooooooooo～～～～ッ!!!!

　それだけはイヤ。
　それだけはマジ勘弁。
　それだけは神様Help！　
　
　人間、こうなると都合よく物事を考えますね。あ、そか（そうか）、もしかしたらデスビの中に水分が入ってそれがイタズラしてんじゃね？　と。
　もっともタルガは雨にゃ当ててないんですけど、毎日雨なもんで湿気がとにかくヒドくて。原因は湿気だね湿気。湿気のヤローめ、なんて言いながら雨空を睨んだりして。
　ま、冷静に考えて、湿気で調子が悪くなるようならアカンのですけど、藁をも掴むキモチっていうんですかね。
　そのまま時々ブリッピングしながらエンジンを温めること10分以上。ところが、これがいっこうにペケ。
　アクセルを踏み込むと、ブブブブ…シューン！　と吹け上がる有様。ブブブブって、最初の段階で吹け上がろうとしないんだもん。その日は、ザーザー降る雨を見つめて途方に暮れましたですよ。

　で、数日後の休日。数十日ぶりの曇りになったもんで、勢い勇んでタルガを引っ張り出しました。あわよくば直ってんじゃねェか、というキタイを胸に。奇跡の自然治癒。

　エンジン始動。
　ドドドドドドドド……。
　アイドリングは安定しております。
　さては直ったか！
　しかし、走り始め1500rpm以上2000rpm辺りでブブブブがある。でもって、回転落ちのとき、それぐらいの回転域で一回段付きしてからやる気なさげにアイドリングの位置までタコメーターの針が降りてくる。

　Nooooooooooooooooooooooooooooooooo～～～～～～ッ!!!!!!!

　自然治癒ならず。
　世の中、そんなに甘いわけないよね。

（続く）