ポルセキ新聞 今日のヒトコト 2007年10月06日：中華クーペ
なかなか興味深いニュースです。中国自主ブランド自動車メーカーの華農汽車初のスポーツカー「中華クーペ」が発売されました。これは2ドア4人乗りのスポーツカーで、なんでも華農汽車研究開発センターが10年にも及ぶ研究開発により生まれたとのこと。エンジンは華農汽車が自主開発した中国国内初の DOHC4バルブ1.8リッターL型ターボエンジンで、163ps/24kgmを発する、と。ま、そんなこたどうでもいいですね。面白いのは、このクルマの開発にポルシェが大きく絡んでいることです。エクステリア、シャシー、騒音問題などにポルシェが深く関わっているというから、ほほう、です。しかも、ポルシェのあるスポーツカーのシャシーをそのまま採用したという噂もある！ マジ!? ワタシが想像するに、噂が本当だとしたら968（ようは924系）のシャシーでしょうね。ポルシェとしては10年以上も前に使わなくなって工場の片隅に放ってあったものですから、それを大枚叩いて買いたいと言われたら、ホイホイと二つ返事なんじゃないかと。ただ、968は今でも一線級なので、もしそれが本当なら華農汽車の選択は正しいかもしれません。簡単に自主ブランドの高性能スポーツカーができる。でもその場合、FRでしかもトランスアクスルにしないと、あの「ハンドリングマシン」の魅力は1/100になってしまいますからご注意を。
