ポルセキ新聞 今日のヒトコト 2006年11月02日:2006年11月2日
岡山国際サーキットで行われたジャパン・ルマン・チャレンジの最終戦。「これだからレースは分からないゼ!」と思うことがありました。LMGT2クラスに参戦した964カレラ2ベースのレーシングカー。それに乗るアマチュアポルシェ乗り3人が、なんと高木真一、新田守男(バリバリのGT300チャンピオンコンビ)らが駆る996GT3RSR(バリッバリのレーシングポルシェ)を押さえて、堂々の優勝を飾ってしまったんです。快挙。言っときますが、このレース、れっきとした全日本選手権ですよ。ちなみに、964カレラ2改は996GT3RSRよりも毎周のラップタイムが10~15秒遅かった。にも関わらず、1000km走ったら3周も差を付けていたとは、これいかに。いやいや、これはミステリーではありません。独走していた996GT3RSRが、トラブルで長い時間ピットストップしていたんですね。まさにイソップ物語の「ウサギとカメ」。たとえ歩みは遅くても、コツコツと着実に前進する者に、勝利の女神はニッコリ微笑むんですよね。耐久レースは人生みたいなもの。あの歓喜のレースを見て、ワタシもコツコツ前進しよ、うん、と心に誓ったのであります。優勝オメデトウゴザイマス!