ポルセキ新聞 今日のヒトコト 2009年07月18日:今日のヒトコト
まだ公演中ですね、窮地に陥ったポルシェがどうなるのか、というドタバタ劇を。なにせ脚本が本格的なドタバタです。あらすじはこんな感じ。野望に燃えたぎったポルシェが、かつて浅からぬ仲だったVWを舎弟にしようと画策。膨大な借金をして勝負を賭け、目論みは成功したかに思われました。が、思わぬ業績悪化にかつての勢いをなくしたポルシェは、息を吹き返したVWから大逆襲を受けることに。「おとなしくウチの舎弟になったらどうだ、アン?」という合併案をポルシェに突きつけたVW。それを聞き、こめかみの血管から血をピューピュー吹き出しつつブチ切れるポルシェ……。途中、聞いたこともないカタールの政府系投資ファンド「カタール投資庁」という人物がいきなり舞台に現れたらと思ったら、VWの合併案を呑んでもいいとポルシェが言い出したり、と……。錯綜する情報。揺れ動く思惑。ポルシェの決断までのタイムリミットが刻一刻と迫る。最後に高笑いするのは誰だ!? ウワサによると、VW社のフェルディナンド・ピエヒとポルシェ社のヴォルフガング・ポルシェは従兄弟なんですけど、仲がめちゃくちゃ悪いんだとか。あくまでウワサなんで、ホントのことは知りませんよ。でも、このドタバタ劇が実は壮大な従兄弟喧嘩のドロドロ愛憎劇だったとしたら……。ただ今、ドイツのシュツットガルトでロングラン公演中であります。