ポルセキ新聞 今日のヒトコト 2009年07月26日:今日のヒトコト
巨星落つ。92年からポルシェAG社長の地位に君臨し続け、瀕死の状態だったポルシェを再建させたヴェンデリン・ヴィーデキングがポルシェAG最高責任者、ポルシェオートモービルホールディングSE取締役会長から辞任しました。と同時に、フォルクスワーゲンAG、アウディAGの監査役も降りた模様。昨今のゴタゴタの責任を取ってのいわゆる失脚ですな。任期は12年まであったわけですから。しかし、退職金は5000万ユーロって言いますから、日本円にしてざっと67オクYen! ウソ、ええと、計算間違ってねェだろな。67億円って、あーた。……かぁぁぁ、スケールが違いすぎますな。で、新しくポルシェAG最高責任者の地位に就くのは、現在ポルシェAGの取締役で、カイエン、パナメーラの開発に尽力したミハエル・マハトです。カイエンとパナメーラの中心人物といわれると、ちょっとだけ、ううむと唸りたくもなりますけどね。ヴィーデキングの辞任により、ポルシェSE監査役会はフォルクスワーゲンAGとの統合への基盤を整えるため、50億ユーロの増資を決定。カタールホールディングによる資本参加に関する交渉も進めるようです。これでとりあえず筋は通したゼってことですかね。