ポルセキ新聞 今日のヒトコト 2008年10月14日:今日のヒトコト
ポルシェと日産の場外バトルが過熱化していますね。日産GT-Rのニュル市販車最速タイム7分29秒3について、ポルシェが「インチキしたんじゃねーの?」と異議を申し立てたんですな。なんでも、ポルシェがアメリカで新車のGT-Rを購入して、997ターボと997GT2をニュルで比較テストしたところ、997ターボの7分38秒、997GT2の7分34秒に遠く及ばない7分54秒だった、と。で、「GT-Rのヤローはセミスリックでも履いてたんじゃねーのか? お!?」というのが、ポルシェの主張であります。それを受けた日産は「言いがかりつけてんじゃねーぞ、コノヤロ! ダンロップのランフラットタイヤで走っとるわい! だいたいな、世界中のいろんなメディアがした比較テストを見れば分かるじゃねェか。そんなにウチのGT-Rがオセーわきゃねェんだよ!」と、怒り心頭なわけです。ちなみに、『911DAYS』Vol.31で行った富士スピードウェイでの「997ターボ×GT-R」の全開ラップタイム比較では、残念ながらGT-Rに軍配が上がりました(詳しくはバックナンバーで)。ただ、ポルシェに言いたいのは、ラップタイムも大事だけど、ポルシェファンからすればそれは瑣末なことだってこと。ポルシェを愛する大部分の理由は、もっとほかにあるんですよね。これは負け惜しみでもなんでもなく。なんてったって「ポルシェ」なんだから、コトの真相はともかく、もっと余裕を持ってド~ン! と構えていてもいいんじゃないかと、かように思うわけです。