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ポルセキ新聞

今日のヒトコト：2024年07月01日

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看板ポルシェ

第108回　三枚おろし964

更新日: 2024年07月01日

街で見かけたこんなポルシェ……。
いやむしろ看板ポルシェ？

タテに三枚おろしされた964前期型。スピードイエローのボディカラーにgiarl’s Barの文字。なんかいい味出しています

仕事で福岡のとある街に来ています。
ランチを求めて散策していたら頭上にこんな看板が。
近づいて見ると、看板じゃなくてホンモノの三枚おろしです。
サイドミラーとホイール形状からすると前期型の964カレラ。
中骨がバッサリ取り除かれてるので、2か4かまでは判断できませんでした。
それにしても剛毅なことをしたもんだ。

GIARL’S BARの文字は911のシルエットとともに描かれています。隠しきれないポルシェラバーさが嬉しい

シャッター降りてますがどうやら夜のお店。
ここはひとつ深掘り探訪すべきか、せざるべきか……。

H.N.homma

【関】hommaさん、投稿ありがとうございます！

　いきなり投稿が来てビックリしました、ワタシ。ドキドキ。
『ポルセキ』閉店したわけじゃなかったんですけど、開店休業状態で、ワタシ本人もすっかりおやすみモードになっておりました。ZZZ……。
　そこに、一通のメールですもん。ピロリロリン。
　えっと、あ！　『ポルセキ』だって。タイムカプセルを開けた感じ。
　これは街で見かけたポルシェ、いや看板ポルシェですね。

　樅の樹。
　最初、縦（タテ）の樹と思って、おお！　たしかに964をタテにスライスして三枚おろしにしているではないか！　と思ったんですけど、漢字をよく見たら、縦ではなく樅。
　タテではなく、もみですね。
　もみのき。

　もみのきなのになぜか964。
　そして、なにげにGIRL’S BARの看板にも911のシルエット。おお！

　ここはもうGIRL’S BARポルシェに認定致します！
　深掘り探訪はhommaさんにお任せしましたッ。

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ポルシェなニュース

登場する911、時代考証的にいかがなもんかと

更新日: 2021年06月01日

【関】ひっさびさの更新の『ポルセキ』ですが、今回はワタシの大好きな映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』（2019年／アメリカ／タランティーノ監督）について。

　この映画は、1969年のシャロン・テート事件を下敷きにしたもので、公開当時話題作だったので、ご覧になった方も多いと思います。
　ようは、1969年のお話。

　その内容はここでは置いておいて、ポルシェラバー的に気になったのが、登場するポルシェのこと。
　このポルシェに関しては、映画製作チームがポルシェに協力を仰いだものということです。

　な・の・に。

　劇中、シャロン・テートは黒いナローの911に乗っているのですが、なんと73年式！
　この911はもう1台予備も準備されており、そちらも73年式！

　1969年のお話なのに73年式って、ポルシェが車両協力しているのに、時代考証が間違っているなんていかがなものか。

　さらには、スティーブ・マックィーン（ちょっとだけ出てくる）用に、劇中には登場しなかったものの黒い73年式911タルガも準備されていたのとのこと。

　これに関しては、時代的に年式も違えば、そもそもマックィーンはタルガに乗ってなかったし（スレートグレーの69年式911Sが愛機）、と間違いだらけ。

　う～む。ナローのこと知っている人がポルシェにはおらんのか（ドン！　と机を叩く）。
　
　実は、ポルシェだけでなく、Gジャンも時代的に合わないものが。
　この作品でアカデミー助演男優賞を獲ったブラッド・ピットが着ているラングラー24MJZ。これは70年代以降のものなんですね。コッチに関してはラングラーに協力を仰いだかは不明ですけど。

　そんな細かいこと言うなって、という声が聞こえてきます。
　いやまったくそのとおり。
　ただ、ポルシェに関しては、職業病でついそういうところに目が行っちゃうんですよね。

　でも、この映画はそんなこと関係なく大好き。だって、公開時に映画館に観に行った上に、ブルーレイ&DVDセット、サントラCDまで買ったぐらいですから。

　1969年代のあのアメリカの雰囲気が好きな方はドハマリすると思います。
　まだ観ていない方はぜひ。

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