ポルセキ新聞ポルシェなお便りお馴染み読者ペッキーさんによるステルヴィオ峠・ドロミテ＆ポルシェチューナー巡りの旅2015前編

更新日: 2015年09月07日

　昨年に引き続き今年も15日間の欧州での休日です。昨年に続き、雨なし。ほぼ快晴。晴れ。そして、今年もPC持って、1日3時間、仕事もしました。
　2015年、起点と終点をフランクフルトに設定。アルプスを越えてミラノ、ヴェネチアまで走って、またアルプス越え。
　今年も旅のテーマは、「TOUGE（峠）」です。
　以下では、「ポルセキ」をお読みのポルシェファンのみなさんに興味がありそうなところを紹介します。

RUF本社！

　早速ですが、またまた来ましたRUF本社。実は2回目の訪問です（2010年の欧州レンタカーの旅より）。ただ、前回と違うのは、今私がRUFオーナーということです。

振り向けば、H.P.リープ氏（現RUFテストドライバー）が運転する930が走っています

店の前には、RT35が普通に置いてあります

「ハロー」と声をかけて出てきたのが、RUFファミリーのMarcel Groos氏（多分息子さん？）。
「自分は997RGTのオーナーであり、RUFの大ファンだ」と簡単な英語で自己紹介してみた。
　Marcel Groos氏は握手を交わしながら、「おおおー　ありがとう」「何色だい？」と。

当然ながら、撮影禁止の場所も

　シルバーホログラムと伝えると、手でキラキラの動きをして、「ナイス」と言われました。
彼の用事が済むのを待ってから、工場及び店舗内を案内してもらいました。
工場内は撮影できない個所も多数ありました。

RGT4.2を見せてもらいました。が、残念ながら写真はこの姿のみ許可

　RGT4.2、まだ市販には時間がかかりそうです。このエンジンでサプライズ情報を得ましたが、私の英語力で間違うといけないので、ここでは控えておきます。
　このクルマの容姿は、間違いなくMy RGTの後継です。

日本の『CGTV』でも撮影されてたエンジンベンチ室へ

この空冷メーターが使われいるのって、有名ですよね

　そして、RGT-8のエンジンも見せてもらいました。
　RGT-8に関しては、運輸省との認可で少しトラブルが発生していることを言ってました。
『CGTV』で補器類を直接回すのが話題となりましたが、ウォーターポンプを回す仕組みを教えてもらいました。ベルトではなく、クランクシャフトからギアで回すようです。これは小型化できますよね。
　RGT-8、乗ってみたいです。

　最後に店舗へ。そこにあったのが、CTR3！

CTR3に興味を持つ、うちの妻

CTR3のキー

　彼からキーを渡されて、「君は将来のオーナーだ！」と言われました。ちょっと無理です（涙）。あまりにも熱烈な歓迎ぶりだったので、うちの妻もRUFファンになりました。

元シュトロゼックの建物

　さて、興奮のRUF訪問後、妻の機嫌も良かったのでクルマで２時間程度のシュトロゼックにも行ってみました。この写真の建物はありましたが、今は別の会社が使っておりました。

　近所の住民に訊いてみると、前はポルシェがたくさん停まっていたけど、随分前にいなくなったとのこと。シュトロゼック、今はどうしているのでしょうか？

【関】ペッキーさん、素敵な行記、ありがとうございます！
　今回から2回に渡って、旅行記を紹介させていただきます。

　それにしても、RUFの歓迎振りは嬉しいですね～。RUFといえば、ポルシェが成しえなかったことを一足先に、または完全に独自路線のものを開発するなど、ただのチューナーではありません（もっとも、ドイツでは自動車メーカーですけど）。そんなRUFが、ワタシ個人的に非常に興味があります。
　ポルシェのチューナーはVol.9の取材でゲンバラにはお邪魔できましたが、RUF取材は時間がどうしてもなく断念した経緯が……。RUF、行ってみたかったし、今も行ってみたいよ～。
　いつかは！

　ということで、次回は後編！